国土交通省は、「自動車基準認証制度の国際化」の項目で述べた国連の自動車基準調和世界フォーラムのほか、ESV国際会議、EFV国際会議等各種国際会議への参加や開催を通じ、諸外国と協調して安全・環境対策を実施しています。
ESV国際会議とIHRA活動への参加 (ESV国際会議ホームページ)
ESV国際会議(International Technical
Conference on the Enhanced Safety of Vehicles:自動車の安全性向上に関する国際会議)は、自動車の安全技術の向上を図ることを目的とし、2年ごとに各国の政策立案者、自動車安全研究者等が出席して開催されている国際会議であり、近年は、国際整合のための技術的・研究的検討の場として新技術や新試験方法に関する発表および情報交換の場として利用されています。第18回会議は、安全自動車に向けての新しい取り組みをテーマに2003年5月に名古屋において開催されることとなっており、日本は先進安全技術の将来と今後の展開に関する討論等に積極的に参加することとしています。
また、各国における基準の導入後にその国際調和を行うことは、政府間での複雑な調整が必要となり多大な労力と時間が必要となることから、研究段階で調和を図ることを目的として、国際調和研究プロジェクト(IHRA)がESV国際会議の枠組みの中で推進されています。日本は同プロジェクトにおいても、歩行者保護専門家会合の議長を務める等積極的な貢献を行なっており、その成果をWP29における活動につなげることとしています。
EFV国際会議の開催
2002年1月15・16日に東京で開催された「交通に関する大臣会合」において採択された大臣共同声明に、『環境にやさしい自動車の概念を議論し、その開発・普及を推進するために、緊密な国際協力は効果的な方法である。その第一歩として「EFV国際会議」(International
Meeting on Environmentally Friendly Vehicles:環境にやさしい自動車に関する国際会議)を開催することの重要性について、我々は認識を共有する』と謳われました。これを受けて、EFV国際会議が、2003年1月23・24日に東京で開催されました。
(EFV国際会議 報道発表資料)