自動車基準調和世界フォーラム(WP29)の概要

 

1.自動車基準調和世界フォーラムの目的

  自動車基準を国際的に調和することや、認証を輸出入国あるいは地域間でお互いに認め合う相互承認の導入を図ること等を目的としている。

 

2.自動車基準調和世界フォーラムの組織

  自動車基準調和世界フォーラムは、国連欧州経済委員会(UN/ECE)の下にあり、傘下に一つの運営委員会と六つの専門分科会を有している。分科会で技術的、専門的検討を行い、検討を経た基準案の審議・採決を行っている。

 

3.自動車基準調和世界フォーラムのメンバー

欧州32ヶ国、1地域(EU)に加え、欧州以外の国(米国、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、中国、韓国等。日本も1977年から継続的に参加。)で構成される。また、非政府機関(OICA(国際自動車工業会)、IMMA(国際二輪自動車工業会)、ISO(国際規格協会)、CLEPA(欧州自動車部品工業会)等)も参加している。

 

4.自動車基準調和世界フォーラムの活動内容

次に掲げるそれぞれの協定に基づく規則の制定・改正作業を行うとともに、それぞれの協定の管理・運営を行う。

 ・「車両等の型式認定相互承認協定(略称)」

 ・「車両等の世界的技術規則協定(略称)」

  ・「国連の自動車検査協定(略称)」