「トラガール促進プロジェクト」はトラガールを目指す女性の道しるべとなるとともに、経営者等に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。

2017年3月2日

　

　平成29年2月17日、石井国土交通大臣は、6名のトラックドライバー（うち2名がトラガール）の方々と意見交換を行いました。
　 これは、「働き方改革」が政府全体の重要テーマとなっている中で、他産業と比べてトラック運送業界の労働環境が厳しいとされていることを踏まえ、実際に現場で働くドライバーの方々に、その労働の実態についてうかがうために実施したものです。

　２名のトラガールからは、次のような意見がありました。

○　労働時間について

　・私は長距離ドライバーをやっていますが、配車係がタイミングを考えてくれていることもあって、荷待ち時間を感じることはあまりありません。
　・私は中・近距離ドライバーをやっていますが、配達先の構造上、1台ずつしか荷物を降ろせないので、1〜2時間待つこともあります。

○　荷役について

　・私は青果物を運んでいますが、荷姿を整え、フォークリフトで取り扱っています。重いものは男性に運んでもらう等、適宜助けてもらっています。
　・フォークリフトをどの配送先でも使用できるようにして欲しいです。また、パレットからパレットへの積み替えをしなくてはいけない場合（一貫パレチゼーションでの輸送ができない場合）がありますが、手間になっています。

○　女性ドライバーを増やすために必要なことについて

　・就職の際、ドライバー経験者が優遇されがちですが、未経験の人や子育て中の人も就職しやすくなるといいと思います。また、未経験の人に対しては、事業者が教育や支援すること（免許取得等）も大切だと思います。




　これらの意見を受けて、石井大臣は結びのあいさつとして「率直な意見を多数いただいた。今後の施策に活かしたい」と感謝を述べました。
　トラックドライバーの皆さん、ありがとうございました。

---