「トラガール促進プロジェクト」はトラガールを目指す女性の道しるべとなるとともに、経営者等に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。

Ｙドライバー　　　　株式会社ライフサポート・エガワ（神奈川県愛甲郡愛川町）

　

○トラックドライバーを目指したきっかけ　

　可愛らしい女性が大きいトラックに乗っている姿を見て「カッコイイ。やってみたい！」と思ったことがきっかけです。２人目の子供の妊娠をきっかけに１度はトラックドライバーの仕事をやめたものの、運転の仕事が忘れられず、再びトラックドライバーになりました！

○トラックドライバーをしていて嬉しかったこと

　「ドライバーなんて何でやるの？」という感じで言われたことがあります。汚いし誰でもできる仕事と下に見られていると感じました。しかし、ライフサポート・エガワに入って「ドライバーは誰にでもできる仕事ではない」と痛感しています。交通安全に関することや、荷扱いに関することについてしっかりと教育を受ける中で、「運転ができればドライバーの仕事ができるわけではない」ことを知りました。
　今はドライバーの仕事について「カッコイイ」と言われることがあります。特に自分の子供から「カッコイイ」と言われます。この間のトラックドライバー甲子園にも娘が来てくれました。娘は友達に「お母さんトラック乗ってるんだよ」と自慢していました。センター長の話を楽しそうにしてくれたりもします。息子などは、将来何になりたいか最近よく話してくれるのですが、「エガワに入りたい」と言って、家の中でエガワの制服を羽織って「カッコイイね」などと言っています。誰になんと言われるよりも、子どもに「カッコイイね」とか「母ちゃんみたいになりたい」と言われるのが活力です。

○革命・改革を起こします

　今の会社に入って、「トラックドライバーの仕事は、ただ『物を運べばいい』だけの仕事ではない」ことを痛感しました！「女性で」「ドライバーで」「センター（支店）所属」の私が、本社の全社的なプロジェクトである「ＬＳＥ変革サミット」という事業改善の取組に参加するなど、ドライバー以外の仕事でも活躍することが、他のドライバーに刺激を与えていると思います。
　今後も様々な取組を行ってこの業界をより良く変えていきたいです！

○普段こころがけていることと今後の目標

　現在妊娠８ヶ月で先月より産休中です（※）。トラックドライバーとして復帰予定ですが、それを決意できたのは、会社のサポートと「待ってるから戻ってこい！」という代表や社長を筆頭とした仲間たちの心強い言葉があってのもの。本当に良い環境で仕事をさせていただいていると思っています。
　うちの会社で産休育休を取るのは私が初めてなので、私のケースを参考にして、出産後もドライバーとして働く人が増えてほしいなと思っています。
　育休中に大型免許を取得して、大型車で復帰することが目標です！

※2015年３月のインタビュー時点。2015年６月15日に無事に女の子を出産しました！

○トラガールを目指す女性へのメッセージ

　やってみたいという気持ちが少しでもあるのであれば、とにかく１度乗ってみてください！新しい世界が開けますよ！
　男性ドライバーはうちの会社も含めて、爽やかでカッコイイお兄さんが
多いです♪　ドライバー同士で道を譲り合う時などもとてもやさしいですよ！　

■経営者からのコメント■

　非常に高い意識をもって積極的に仕事に取り組んでおり、運転業務だけでなく、フォークリフトでの作業や積込作業など、男性と同じ作業を問題なくこなしています。社内外のプロジェクトにも参加し、他のドライバーの意識の向上にもつながっています。
　女性ドライバーがいると雰囲気も明るくなり、職場のコミュニケーションもスムーズになります。
　今年（平成２７年）は新卒の女性ドライバーが２人増えますが、彼女（Ｙドライバー）にはけん引役になってほしいと思っています。