「トラガール促進プロジェクト」はトラガールを目指す女性の道しるべとなるとともに、経営者等に新しい視点を提供し、業界のイメージ改革を図るための取組です。

Sドライバー　　　日立物流ダイレックス株式会社（北海道札幌市）

○トラックドライバーを目指したきっかけ　

　免許を取ってからほぼペーパードライバーだったので、まずは車を運転できる仕事をしようと思いました。入社してトラックの仕事に携わるようになってから運転も運送業も好きになりました。

○保有している免許

　普通自動車免許です。

○ドラコン優勝を受けて、何か変化はありましたか？

　全国大会に参加されていた皆さんは技術、知識のレベルが高く、プロドライバーとしての意識の高さが自分の人生の中でも刺激的で勉強になり「これからも、頑張らなきゃ！」とあらためて思いました。

○女性ドライバーが活躍するために必要なことは何でしょうか？

　困難に直面してもやりがいをもって仕事に打ち込む姿勢が必要かと思います。また、男女問わず、目標を持つことは大事であり、その目標に向かって「成功するイメージ」を見いだすことが必要かと思います。

○普段の仕事について教えてください。

　 今は、ベテラン社員（？）となり、普段は内勤が多く、繁忙期に入るとハンドルを握っています。

○趣味は何でしょうか？

　 ドライブするのが好きです。以前は国産トラックベースの4WD車に乗っていましたが、最近は国産SUVタイプの4WD車でドライブや、最近、遠ざかっていたスノーボードを再開したいなと思っています。家ではのんびりと韓流ドラマを見ています。

○普段こころがけていること

　 車両事故、製品事故を起こさない。「無駄なく安全、正確に」を心がけています。

○ドライバーに向いている女性とは？

　 車を運転したいという気持ちだけではなく、責任感があって負けず嫌いな女性が向いていると思います。

○仕事のどんなところに「やりがい」を感じますか？

　 「どんな行程で出先を回ると安全に届けられ、仕事が素早く丁寧に片付くのか、そうすることで、お客さんが満足してくれるのか」。それを追求することに「やりがい」を感じます。

○仕事があるときのライフスタイルや帰宅後の楽しみ

　帰宅後の食事の時のビール（「たしなむ」程度、深酒はしません。最初のひと口が美味いんです！）。
　休日には、ご無沙汰していたスノーボードを復活したいと思います。

○トラガールをめざす女性たちへのメッセージ

　配送先等で、女性で大丈夫かと言われることがたびたびありましたが、そのようなことを気にすることなく「プロとしての気概」をもって仕事に打ち込む姿勢が大切です。努力することで周辺の方々にもきちんと理解していただけて、活躍の場が広がると思います。

■経営者の女性ドライバーを採用し始めたきっかけ■

　昭和63年当時、トラックでは効率の悪い荷主様（「荷物が細かく、多品目」等）の荷物を、1トン集配車で集荷配達する部隊を女性ドライバーで編成するために採用したことがきっかけとなりました。

■女性ドライバーに対する会社としての評価■

　運転が丁寧で車両・貨物事故ともに少なく、女性ならではの配慮や気配りがあり、とても会社に貢献して頂いています。

■女性ドライバーに対する取引先からの評価■

　お客様からの信頼も厚く、評判も高いです。