平成29年6月14日にロンドンの共同住宅において発生した火災を踏まえて、外壁に断熱材を使用する可能性がある寒冷地を対象として本年7月に実施した実態調査において、以下のとおりの結果が得られました。
断熱地域区分(断熱性能の要求基準の根拠となる区分)を参考とした以下の地域
地階を除く階数が11以上の建築物であって、かつ、平成24年4月から平成29年3月までに新築又は外壁改修を行ったもの
全体 | 内断熱工法 | 外断熱工法 | |
棟数 | 279棟 | 276棟 | 3棟 |
断熱材の使用状況 | 棟数 | |
・妻側外壁:無機系材料(ロックウール)が使用されている。 | 2棟 | |
・ベランダ側外壁:有機系材料(ビーズ法ポリスチレンフォーム)が使用 されているが、ベランダ床によって各階ごとに外壁面が区切られており、 上階延焼が抑制される。 |
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・無機系材料(ロックウール)が使用されている。 | 1棟 |