令和3年10月21日(木)(日本時間)に2021年度日米加建築専門家会合(BEC:Building Expert Committee Meeting)※(作業部会)が開催されました。会合は各国持ち回りで開催しており、今年度はアメリカが主催しオンライン開催となりました。
作業部会では、各国から木質材料利用促進のための、建築基準をめぐる最近の動向等、新しい木質材料に関する技術開発の進捗状況等についての報告があり、活発な意見交換が行われました。
来年度は、カナダ主催の本会議を開催する予定であり、引き続き3か国が木質材料利用促進について情報交換する予定です。
※日米加建築専門家会合は、1990年の日米林産物協議の合意に基づいて設立され、2016年まで毎年開催されていました(当初よりカナダも参加)。それ以降は、作業部会と本会議を交互の年に開催することになっています。各国政府に加え、各国の関係団体も参加し、木質材料及び安全な建築工法の利用の促進や、建築基準に関する見解と技術情報の交換を目的とした会合です。
1.日 程 :令和3年10月21日(木)(日本時間)
2.方 法 :オンライン会議
3.主な参加者:
(日本)国土交通省 住宅局総務課 国際室長 下村 哲也 ほか 合計11名
(米国)在日米国大使館 農務部 農務官 マリア・ラホスカヤ ほか 合計14名
(カナダ)天然資源省 貿易&国際業務部/カナダ林業サービス ディレクター ジェフリー・ビッグス ほか 合計17名
4.プログラム:
議題1 SPIB(Southern Pine Inspection Bureau)発行のサザンパイン製材の格付規格(2021年版)における機械による曲げ応力等級区分製材(MSR製材)の等級の変更(アメリカ)
議題2 カナダの全国版建築基準と防火基準(カナダ)
議題3 建築基準をめぐる最近の動向と将来展望(日本)
議題4 新しい木質材料を活用した混構造建築物の設計・施工技術の開発の進捗状況(日本)