平成12年2月7日
建設省
「住宅ストック形成・有効活用システム」提案募集について
平成11年9月の住宅宅地審議会中間報告「21世紀の豊かな生活を支える住宅・宅地政策について」における指摘にもみられるように、既存ストック循環型市場の整備による持続可能な居住水準向上システムの構築が急務となっている。
なかでも、中古住宅市場の活性化が重要と考えられるが、そのためには中古住宅の適正な評価を行うシステムの構築が不可欠である。
本提案募集は、良質な住宅ストックの形成・有効活用システムに関する提案を広く求め、優秀な提案を選定、公表するとともに、システムの先駆的な実施を図ることにより、今後の中古住宅市場活性化の一助となることを期して開催するものである。
1 提案内容
原則として、次の5つのサブシステムで構成する「住宅ストック形成・有効活用システム」の具体的な内容の提案を求める。
@住宅性能表示 中古住宅を対象とした性能表示の項目と方法
中古住宅を対象とした性能評価の方法
A住宅履歴 新築時の工事情報と住宅性能、維持管理の状態及びリフォーム実施の履歴等について、保存すべき履歴の項目と保存・管理の方法
B価格査定 住宅履歴・性能に基づく価格の査定方法
C保証 瑕疵担保責任に対する保証の方法
D消費者への情報開示 価格、課税、性能、履歴等の開示について、性能とあわせて開示すべき項目と開示の方法
連絡先 |
2 提案募集の日程(予定)
○ 応募登録期間 平成12年2月7日(月)〜3月24日(金)
○ 説明会
平成12年3月3日(金)
○ 第一次応募図書提出 平成12年5月8日(月)〜5月19日(金)
○ 第二次応募図書提出 平成12年7月24日(月)〜8月4日(金)
○ 第二次審査結果発表 平成12年9月29日(金)
○ 表彰式
平成12年10月 (日時未定)
3 提案募集の実施組織
○ 提案募集の審査は、「住宅ストック形成・有効活用システム提案募集」審査委員会が行う。
(審査委員)
委員長 巽 和夫 京都大学名誉教授
委員
小林 重敬 横浜国立大学教授
田中 啓一
日本大学教授
中野 三千代 東京都地域婦人団体連盟 消費経済部長
八田 達夫
東京大学教授
福井 秀夫
法政大学教授
山内 泰之
建設省建築研究所 研究調整官
渡辺 房枝 主婦連合会 住宅部長
(順不同、敬称略)
○ 提案募集は、建設省主催、財団法人住宅保証機構、財団法人日本建築センター、財団法人ベターリビングの共催により行う。
○ 提案募集の事務局を、財団法人ベターリビングに置く。
4 提案募集要項