「住生活ビジョン21」の概要
−快適でいきいきとした住生活の姿とその実現に向けて−
  1. ビジョン策定の趣旨
  2. 人口減少や超高齢社会の急速な到来など、様々な構造変化が進む中で、価値観、ライフスタイルの多様化など、国民の住生活に関する大きな変化が生じ、住生活の内容が問い直されています。

    こうした中で、住まい手である国民の立場に立って、21世紀の住生活の姿を見通し、わかりやすい形で示すことが重要です。

    本ビジョンは、このような基本認識の下に、昨年6月の住宅宅地審議会答申を踏まえ、おおむね21世紀初頭を目指して、快適でいきいきした住生活の姿とそれに向けての道筋を明らかにすべく「21世紀の住生活ビジョン研究会」(座長:巽和夫京都大学名誉教授)において行われた、昨年8月以来の精力的な御議論の成果として、とりまとめ頂いたものです。

  3. ビジョンの特徴
  4. 本ビジョンの特徴は次のとおりです。

    1. 21世紀初頭という長期にわたって、国民の住生活の具体的な姿を見通すとともに、それを実現する際の問題点や、基本的考え方が示されています。
    2. 住生活のあり方や政策の方向を考える上での新たな視点として、「住生活サ−ビス」の概念や、生涯における住居費負担の試算等が示されています。
    3. 住宅市場や住宅投資について、現状分析と今後の方向性が示されています。
  5. ビジョンのポイント