利用にあたっての参考情報

自動車燃料消費量調査を利用するにあたっての参考情報

集計・推計方法

集計業務の実施系統
 国土交通省総合政策局情報政策課交通経済統計調査室に提出された調査票の集計作業の一部は民間事業者に委託しています。(現在の委託先はSGシステム)   
 自動車検査登録情報のデータを補助変量として活用する比推定方式により集計を行っています。

 

<目標精度>
条件[1]、[2]は「総燃料消費量」の精度が、条件[3]、[4]は「走行1km当たり燃料消費量」の精度が、以下のすべての条件を満たす。
(設計に係る信頼度は全て95%)
 
[1]月間×全国×燃料区分(ガソリン、軽油、LPG)
→ガソリン、軽油は原則精度5%以内
→LPGは原則精度10%以内
 
[2]年間×全国×燃料・車種区分(26区分)
→原則精度10%以内
 
[3]年間×地方運輸局×燃料・車種区分(26区分)
→母集団補助変量(※)1,800億トンキロ以上の車種は原則精度5%以内
→上記以外の車種は原則精度10%以内
 
[4]年間×都道府県×燃料・車種区分(26区分)
→母集団補助変量(※)1,800億トンキロ以上の車種は原則精度10%以内
→上記以外の車種は原則精度15%以内
 
(※)車検データ上の母集団情報における(1日当たり走行距離×車両総重量)の平均値×保有車両数

用語の解説

 自動車の種別

 1.自動車は業態によって営業用と自家用に分けられます。
 (1)営業用とは、他人の求めに応じて貨物又は旅客を輸送する自動車で、トラック事業者、バス事業者、ハイヤー・タクシー事業者、軽車両等運送事業者などが保有する自動車です。
 (2)自家用とは、営業用以外のもの「例えば自家の取り扱う貨物又は当該自動車の所有者(又は使用者)とその家族若しくは従業員等を輸送する自動車」です。

 2.自動車は輸送するものにより貨物自動車と旅客自動車に分けられます。
 (1)貨物自動車とは、貨物の運送の用に供する自動車で、トラック、ライトバン等です。
 (2)旅客自動車とは、人の運送の用に供する自動車で乗用車及びバスです。
   
燃料消費量
 自動車の燃料消費量をリットル及び立方メートルで表したもので、使用の用途を問いません。
   
 走行キロ
  自動車が走った距離をキロメートルで表したもので、物や人を輸送したかどうかを問いません。
   
走行1km当たり燃料消費量
 燃料消費量÷走行キロ
   
1日1車当たり走行キロ
 走行キロ÷実在延日車
   
 実在延日車
  自動車が調査期間中に延日数にして何両あったかを表したものです。
   
 地方運輸局の区分
  自動車の燃料消費量等の実績は、当該登録自動車及び軽自動車の属する都道府県を管轄する地方運輸局別に区分しました。
     北海道 北海道
     東 北 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
     関 東 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
     北陸信越 新潟県、富山県、石川県、長野県
     中 部 福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
     近 畿 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県
     中 国 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
     四 国 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
   九 州… 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

標準誤差率とその計算方法
 調査の結果は、標本調査で調査票が回収された標本から得られた推定値なので、標本誤差を含んでおり、全数調査をすれば得られるはずの値(以下「真の値」といいます。)とは必ずしも一致しません。集計結果の推定値には、標本調査による一定の統計的誤差を含んでいます。
 「標準誤差率」は、全数調査を行った場合に得られるはずの「真の値」の存在範囲を示す目安となるものです。推定値を中心として、その前後に標準誤差の2倍の幅を取れば、その区間内に真の値があることが約95%の確率で期待されます(20回のうちおおよ   そ19回は正しい)。
 
 
<標準誤差率の計算方法>
・燃料消費量の標準誤差率は、以下の計算式で算出しています。
    

    
・走行距離の標準誤差率は、以下の計算式で算出しています。

 

利用上の注意

1.
 平成21年度以前の燃料消費量及び走行キロは、『自動車輸送統計年報』を参照して下さい。
自動車燃料消費量統計年報の統計数値と『自動車輸送統計年報』の統計数値の比較については、平成23年度自動車燃料消費量統計年報巻末の「『自動車燃料消費量統計年報』と『自動車輸送統計年報』の統計数値の比較について」を参照して下さい。
 
2.
 営業用バスの走行キロは、平成24年度分以前は、当該車種について悉皆調査をおこなっている「自動車輸送統計調査(基幹統計調査)」の数値を用いているが、平成25年4月分から、本調査の結果を用いて結果を公表しています。

3.
 数値は、原則として単位未満で四捨五入してあるので、総数と内計は必ずしも一致していません。

4.
 自動車燃料消費量統計月報・年報で用いている符号は次のとおりです。
 「 0 」 ・・・ 単位未満
 「-」 ・・・  データなし、推計省略
   「※」 ・・・  暫定数値
   「 r 」 ・・・  改訂数

利活用事例

準備中

その他

準備中

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局情報政策課交通経済統計調査室
電話 :03-5253-8111(内線28-724)

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