問合わせ先:海事局船員政策課国際企画室(内線45-125) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
○労働者代表より、ILO第185号条約(1958年の船員の身分証明書条約を改正する条約)について我が国の批准に関する検討状況及び船 員手帳へのバイオメトリクス導入の 検討の進捗状況について質問があるとともに、同条約に係る諸外国の動向に関する情報の提供が求められました。
これに対し海事局より、「船員手帳のバイオメトリクス化という技術的側面の検討を行っ ており、その一環として、現在、指紋認証技術の実証実験にとりかかろうとし ているところである。また、ILO第185号条約についても、前向き に取り組んでいるところであるが、同条約の規定は我が国の出入国政策に大きく関係することから、これ まで同様関係当局と調整していきたい。」と回答しま した。
また、諸外国の動向については、海事局より、「現在、先進海運国としてフランスが、ま た、他にヨルダン、ナイジェリア、ハンガリーが批准しており、アジア諸国に おいても批准に向けて準備を進めている国があると聞いている。本年2月にフランス当局に情報を求め たところ、フランスは、国内法を整備する前に条約を批准してお り、国内法令の整備はこれから行うところであり、バイオメトリクスの導入もこれから準備 する状況である。」旨の情報を提供しました。
○また、労働者代表より、「ILO漁業統合条約案について、我が国においては水産庁を中心に 検討されてきたが、今年のILO総会において採択が見送られた。再度2007年の ILO総会で審議されることとなったが、関係省庁間で連携をとっ て2年後の総会に臨んでほしい。」旨発言がありました。
これに対し海事局より、「ILO漁業統合条約案については、これまでどおり水産庁と連携しながら対応していきたい。」と 発言しました。
○最後に、労働者代表より、本協議会の今後の予定につい
て質問があったことから、事務局より、「来年2月に海事総会が予定されていることから、海事総会前に本協
議会 を開催する方向で調整したい。」旨回答しました。
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