「第2のふるさとづくり」とは?

「何度も地域に通う旅、帰る旅」
という新たな旅のスタイルの普及・定着

近年、「ふるさとを持たない若者」が増えており、彼らは地方との関わりを求める傾向があります。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延は人々の意識を大きく変え、日常生活においては働き方や住まい方が流動化し、旅行においては混雑や密を回避し自然環境に触れる旅のニーズが増えています。観光庁では、そうした世間の流れをとらえ、「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新しい旅のスタイルの推進のため、「第2のふるさとづくり」プロジェクトをおこなっています。
 
このプロジェクトは、国内旅行の従来型のレジャーとは違う新たな需要を掘り起こし、地域経済の活性化につなげるものです。また、このような新たな旅のスタイルを促進することは、交流人口・関係人口の拡大だけでなく、二地域・多地域居住や移住の促進に資するものと考えています。
 
このプロジェクトを広めるため、関係省庁と連携し、取組趣旨に賛同する地方公共団体、観光地域づくり法人(DMO)、民間事業者等(以下「参画団体」)による「情報交換の場」として「第2のふるさとづくり推進ネットワーク」を立ち上げ、参画団体への優れた取組手法や関連省庁からの情報の共有、メディア等への情報発信機会の提供等を行うことで、新たな国内交流市場の更なる開拓を図ることとしました。

Promotion Movie|“第2のふるさと”コンセプトムービー

  • じっくりと 育ててみる。ゆっくりと 観察してみる。しっかりと 学んでみる。
    同じまちに何度も行くことで生まれる ゆたかで あたらしい旅の体験、それがいくたび。
  • 地域と企業の結びつきをより強固なものとし継続的な来訪に繋げる『企業版第2のふるさとづくり』として、企業と地域の関係人口化を目指し、より企業側の満足度の高いプログラム造成を行うモデル実証を行っています。

再来訪された方々のニーズを
一部公開

集客・販売・PRについての
困りごと&POINT

モニターツアーの集客・販売・PR方法について、
想定通りいかなかった点や課題に挙がった例を
いくつか紹介します。
今後、第2のふるさとづくりを行う地域にとって、
参考になれば幸いです。

  • 例.01

    初回プログラムを早期に設定したため、募集期間が約2週間と大変短く、集客が困難となった。

    プログラムの日程を作成する場合は、集客及びPRに必要な期間も考慮して設計をする必要がある。

  • 例.02

    プログラムの年間日程を決めていなかったため、提供側の負担になってしまった。

    開催日程が固定された「イベント型の企画」を運営することや事前に年間計画を地域で共有しておくことが必要である。

  • 例.03

    ターゲット層が曖昧であったり、ターゲットニーズに合わないツアーの告知を行ってしまった。

    ターゲットごとのアプローチ方法の選定(SNS、Peatix、学校向けPR、企業説明会、旅行会社経由の販売等)と、事前の広報戦略が重要である。

  • 例.04

    都内から飛行機を使用するという想定プランがあったが、金額がネックになり、集客が難しかった。

    ツアー造成時、旅費が来訪者にとって妥当かどうかを既存の取組の実績などをもとに、検討することが大切である。

  • 例.05

    複数回申込プランを強調して販売したが、1度だけでも参加したい方に対するハードルを上げてしまった。

    プログラムのバリエーションや、一度だけ申し込みしてみたいという方に対しての心理的なハードルを下げるどのような工夫があるかを検討する。

  • 例.06

    各事業者がそれぞれ持っているコミュニティへPRを行ったが、母集団への呼びかけが必要だった。

    すでにあるコミュニティを活用するためにも、本事業以外でも地域に訪れる方へのコミュニティ加入の促進を継続し、徐々に母数を増やしていく必要がある。

  • 例.07

    平日実施の場合、会社員だと仕事を休んで参加する必要があり、継続した複数回来訪が難しかった。

    プランの日程を金〜日に変更したり、一泊二日のライトプログラムを設定するなどの工夫があると良いかもしれない。

  • 例.08

    全体を管理する名簿等の作成が後発となり、再来訪へつながる販売やアプローチの初速が遅れた。

    早期に名簿作成をすることで来訪者へのアプローチを容易にするだけでなく、SNSコミュニティづくりなどを通した旅アトコミュニケーションが大切である。

  • 例.09

    旅行会社内のメルマガで募集を試みたが、ルールに抵触し、急遽告知場所の変更を行った。

    旅行業法に基づくルールや登録要件などを事前に把握しておく、もしくは旅行業に詳しい企業やDMOとの連携が必要となる。

「第2のふるさとづくり」に
関する有識者会議を実施

観光庁では「第2のふるさとづくりプロジェクト」有識者会議を立ち上げ、取組の方向性や具体的な取組内容について検討を行っています。

「第2のふるさとづくり」に
過去参加した地域

参加団体数 48 (2025年9月時点)

令和7年度
令和6年度
令和5年度
令和4年度

「第2のふるさとづくり」の
地域を体験した方の声

地域への旅の実践者や移住を促進するために、
一般者向けのWEBサイト「いくたび」と、
企業者向けの「企業版第2のふるさとづくり」を
立ち上げました。
そちらでは、過去に「第2のふるさとづくり」に
取り組んでいる地域に来訪した方々の体験記事を
ご紹介しております。

交流イベントでもいくたびが出展!
移住に興味のある方や、新しい旅のスタイルに
関心がある方は是非お越しください。
  • 開催日時

    業界日
    ・9月25日(木) 10:00~18:00
    ・9月26日(金) 10:00~18:00
     
    一般日
    ・9月27日(土) 10:00~18:00
    ・9月28日(日) 10:00~17:00

  • 会場

    Aichi Sky Expo (愛知県国際展示場)
    〒479-0881 愛知県常滑市
    セントレア5丁目10番1号

  • 主催

    公益社団法人 日本観光振興協会
    一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)
    日本政府観光局(JNTO)

  • 特別協力

    一般社団法人全国旅行業協会

  • サイトURL

    https://t-expo.jp

第2のふるさとづくり
推進ネットワーク
登録申請について

設立趣意書 及び 規約をご確認いただき、ご賛同いただい
た方のみ、[登録申請フォーム]よりご申請ください。

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