もともと競技スキーをやっていたので南魚沼には何度か来たことがあり、360度の雪景色と山々を見てこんなにも素晴らしい景色があるのかとすごく感動しました。「第２のふるさと」と呼べるほどになったきっかけは５年ほど前、南魚沼での移住促進セミナーに参加したことです。懇親会で地元の方と打ち解けることができたのもまた来たいと思う理由でした。

人生を楽しんでいる方が多いと思います。みんな多趣味でアクティブ。一見、とっつきにくいような印象を受けても、実際に話してみると人間味があるんです。都会とは違う、自然を存分に楽しむ暮らしにもともと憧れていたので、南魚沼の人と馬が合いましたね。登山などにもよく一緒に行きます。頂上から見る南魚沼の景色もまた素晴らしいです。

四季折々で色々な顔を見せてくれます。春は川に雪解け水が流れて草木が芽吹き、生命の始動を感じる。夏に開催される田んぼの真ん中を走ってコシヒカリを食べるグルメマラソンは最高です。秋の山々の紅葉はコントラストがはっきりとしていて美しい。何よりも一番は冬。雪景色がこんなにも清々しく、心を洗われたのは初めてでしたね。

南魚沼市内に残る雪国の生活文化を体験できることですね。その一つが、古民家ホテル『ryugon』。歴史を感じる古民家で、豪雪地帯の暮らしの工夫を感じるとともに、地域の暮らしや文化に触れる体験ができます。宿泊だけでなく、地元の人と交流することで雪国の暮らしにも触れることができます。

観光ガイドには載っていない、実際に住んでいるからこそのお話を聞けるのは貴重な経験です。お店の情報だけでなく、例えば、今年採れた野菜はどうとか。何気ない会話でも、地元の方ならではの目線や情報なので、南魚沼への理解が深められて嬉しいです。たくさんの地域の方との交流を重ね、本気の関係人口を目指しています。

冬になると必ず、地元の方と一緒にスキーをしますね。やはり南魚沼に住んでいる方は上手なので、学びがあります。一緒に滑ることができるのも嬉しいです。終わったあとにはローカルな場所でご飯を食べたり、温泉に行ったり、次の予定を立てたりしています。冬以外の季節は登山や、まだ行ったことのない南魚沼を観光して景色を楽しんでいます。