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家族でのボランティアへの参加事例

体験者

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【お名前】 有吉徳洋
【所属】 ソーケングループ 代表取締役社長
【年齢】 44歳
【参加した家族】 大学生(男)、小6(男)、小4(男)
【訪問先】 宮城県仙台市、名取市、石巻市 など
【訪問時期】 平成23年6月~(月に2回ペースで訪問)

参加の動機

 東日本大震災発生による被害についてソーケングループとして何ができるかを検討し、6月より内閣官房震災ボランティア連携室と連携致し、社員有志や賛同者と共に月に2回のペースで現地を訪問しています。本業で内装工事も行っているので、仮設住宅に遮熱塗装や雨戸の設置工事などをまずは行いました。
 実際に現地を見て、これは防災教育のためにも子どもに見せたいと思いました。自宅の近くに川があり、もし東京で地震が発生し、津波が川を遡ってきた時、親はそばにいない確立が高い、子どもが自己判断して避難出来るようになるためには現場を見て実感してもらうことが必要だと考えました。川から500mも離れている9mの高台でも津波が襲った閖上地区に子ども3人を連れて行き、高台に立たせて「こんな高いところでも津波がくる」ということを実感させました。そのうえで、もし津波が来たら近くのショッピングセンターの屋上に逃げろと教えました。ショッピングセンターであれば、大勢の大人もいますし、給水タンクがあり水の心配も少ない、支援物資も届けてもらいやすい、東北でもショッピングセンターに避難した人は早くに救助されたと聞いています。私の活動を聞いて、知人などのご家族からも「子どもを一緒に被災地に連れて行って欲しい」とお願いがあり、小学生のお子さんも一緒に連れて行って、仮設住宅などで支援活動を行っています。

ボランティアの活動内容

 月に2回、社員達と平日の深夜に車で出発し、早朝~夕方まで訪問して日帰りで帰ってくるという活動を続けています。経営者仲間や自分が指導している学生など賛同者も増えてきて、毎回いろいろなメンバーで行っています。チャリティ美容院・ネイルアート・歯科医院・整体院・ヨガなど各人の腕を生かした支援もありますし、わかめ漁をお手伝いしたり、一緒に縁台を作ったり、桜の植樹やお花見といった活動もあります。子ども達は実際に被災した方からお話を聞くことで、いろいろ思うところがあるようで、精神面でちょっと大人になったようです。
 訪問した学生に仮設住宅のおじいさんやおばあさんが「よし、自分が金槌の使い方を教える」「護身術を教える」「踊りの意味を教えてあげるわね」と良い交流が生まれているのを見るのは嬉しいですね。

これからボランティア活動をされる方へのアドバイス

 仮設住宅の皆さんは「来てくれるだけで嬉しい」「来てくれることで見捨てられてないと感じる」と言ってくれます。 こちらも皆さんが喜んでくれることで、いろいろなことにモチベーションが上がります。若い人は居てくれるだけで周囲を元気づけられますので是非現地に足を運んで下さい。いろいろなプログラムがありますが、現地の人と出会えて話が出来るようなプログラムに参加されるのが良いと思います。最初は共同で作業するようなワークショップ形式のものの方がすんなり入れるかもしれません。小さな「きっかけ」をまず作って是非現地を訪問されて下さい。