「第一回若者旅行振興研究会」を開催しました!(概要報告) ~若年層旅行市場の振興に関する検討を行いました~
最終更新日:2010年8月16日
観光庁では、将来的な旅行市場の維持はもとより、旅を通じて若者によい旅行体験をしてもらう観点から、若者の旅行振興に向けた具体的な取組が必要と考え、先般、本テーマを検討するための研究会を開催しました。本研究会には、大学関係者、民間企業、行政、観光関係団体等多くの関係者の出席をいただき、議事では、若者の実態に関する発表や事例紹介等がなされ、有意義な情報共有・意見交換の場となりました。また、研究会終了後に出席者での打ち合わせを行い、活発な意見が交わされました。
1.開催概要
(1)日 時
平成22年7月26日(月) 14:00~15:00
(2)場 所
中央合同庁舎2号館16階 国際会議室
2.議事
(1)若者の旅行振興の必要性について(資料1)
(2)本テーマに関連した取組等の発表
○「働く若者の旅行実態調査」と若者旅行市場への取り組みについて(資料2)
株式会社リクルート じゃらんリサーチセンター 研究員 横山幸代氏
○若年者海外旅行振興への取り組み(資料3)
玉川大学 経営学部 観光経営学科 学科主任 教授 折戸晴雄氏
○若者の車離れについて(資料4)
トヨタ自動車株式会社 渉外部 担当課長 廣田利幸氏
3.主な意見等
<主な意見>
・若者の旅行回数減少については統計上も明白であり、その中でも大学生をメインターゲットとし、何か施策を検討すべきである。
・ファミリー向け、シニア向け、カップル向けの旅行商品が溢れているが、若者の旅行商品、特に男性向け旅行商品は不足しているのではないか。
・若者は、御利益や社会貢献等の目的のある旅行を求めているのではないか。
・若者の旅行に対する欲求や目的を満たすことができるように地域の観光資源を見直し、その地域と若者をマッチングさせることが必要ではないか。
・若者を取り込むためには若者の日常生活の中でなくてはならないものとなったインターネットの活用を忘れてはならない。
<まとめ>
第一回研究会を通じて若者の旅行離れ、特に男子学生の旅行離れが進んでいるという認識を共有することができました。次回以降は大学生をメインターゲットとし、性別や地域等のセグメントを丁寧に行い、上記意見を踏まえた具体的な取組の検討を行います。
4.今後のスケジュール
9月 第二回若者旅行振興研究会開催
12月 第三回若者旅行振興研究会開催
観光庁観光経済担当参事官付
鈴木、奥山、大江
代表 03-5253-8111(内線 27-216、27-204、27-221)
直通 03-5253-8325