○従来、クレジットカードに関する海外とのシステム等の違いから、海外で発行されたクレジットカードでは国内のATMにより現金を引き出すことができず、我が国を訪れる外国人旅行者にとって不便な状況となっていました。
○このような中、ゆうちょ銀行やセブン銀行等により、海外発行クレジットカードに対応するATMが導入されたところですが、その後、訪日外国人旅行者が増加する中、「外国のクレジットカードで現金引き出しができるATMが少ない」等の声が寄せられ、海外発行クレジットカードに対応したATMの設置促進が重要な課題となっていました。
○これらを踏まえ、観光立国推進閣僚会議が本年6月に決定した「観光立国実現に向けたアクションプログラム」においては、「海外クレジットカードで現金が引き出せるATMの設置を促進する」旨、盛り込まれたところ、メガバンク3行より上記のご協力を得ることになりました。
○2015年度から海外発行クレジットカードに対応したATMの設置を予定しているメガバンクもあり、順次拡充されることが見込まれています。我が国を訪れて観光やショッピング等を楽しむ外国人旅行者の利便性が飛躍的に向上することが期待され、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けても極めて意義の大きな取り組みであるといえます。
○観光庁・日本政府観光局(JNTO)では、我が国のATMの利便性の向上について積極的に海外に情報発信し、従来のゆうちょ銀行、セブン銀行等に加え、今回のみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の取り組みをサポートして参ります。
【参考】

「観光立国実現に向けたアクションプログラム」(抄)
(平成25年6月11日 観光立国推進閣僚会議 決定)
3.外国人旅行者の受入の改善
(5)訪日外国人旅行者の利便性の向上
○海外クレジットカードで現金が引き出せるATMの設置を促進する。
併せて、利用可能なATMの情報をあらゆる媒体にて提供する。