オリパラでホームステイ~交流機会のより一層の創出のため、イベント民泊ガイドラインを改訂~
最終更新日:2019年12月25日
観光庁と厚生労働省は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会等のイベントの機会に、ホームステイを通した住民と旅行者との交流を促進するため、本日イベント民泊のガイドラインを改訂しました。
1.イベント民泊とは
イベントの開催時に、自治体の要請により自宅を提供するものであるなどの一定の要件を満たす場合に、旅館業法に基づく営業許可なく、宿泊サービスを提供することを可能とするものです。
2.改訂の概要(改訂の詳細等については別紙をご参照ください。)
2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会など、国内外から多くの旅行者が来訪するイベントが開催される際に、ホームステイを通して開催地の住民の方々と旅行者との交流機会を創出できるよう、次の通りイベント民泊のガイドラインを改訂しました。イベント民泊を積極的に活用していただくことで、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の大きなイベントで、開催地の住民の皆様一人ひとりに、「一緒にイベントを成功させた」という体験がレガシーとして残ることを期待しています。
(1)通称の変更
〇イベント民泊の趣旨をより明確にするため、通称を「イベント民泊」から「イベントホームステイ(イベント民泊)」に変更。
(2)イベント民泊を実施できる場合の追加
〇「宿泊施設の不足が見込まれる」場合のほか、「ホームステイでの宿泊体験を通して、地域の人々と旅行者の交流を創出する」ことを目的としてイベント民泊を実施できるよう要件を変更。
3.ラグビーワールドカップ2019におけるイベント民泊の実施事例
ラグビーワールドカップ2019 では、競技開催地の各地域において、イベント民泊が実施され、自宅提供者と宿泊者の間に多くの交流が生まれました。例えば、岩手県釜石市や熊本県では、「海外からの宿泊者が、自国の家庭料理を作りふるまってくれた。互いの文化を体験しながら交流を深めた。」「台風19 号の被害があった地域で、海外からのイベント民泊利用者に、自宅提供者と一緒になって泥かき等の清掃活動に参加していただいた。」などの反響がありました。
イベント名 |
実施自治体 |
イベント開催時期 |
ラグビーワールドカップ(フィジーVSウルグアイ戦) |
岩手県釜石市 |
9 月25 日 |
ラグビーワールドカップ(ナミビアvs カナダ戦) |
岩手県釜石市 |
10 月13 日 |
ラグビーワールドカップ(フランスvs トンガ戦) |
熊本県 |
10 月 6 日 |
ラグビーワールドカップ(ウェールズvs ウルグアイ戦) |
熊本県 |
10 月13 日 |
※各自治体が実施するイベント民泊の詳細については、当該自治体にお問い合わせください。
観光庁観光産業課民泊業務適正化指導室
担当:地主、松野、紺野
代表:03-5253-8111(内線:27312、27324、27316)
直通:03-5253-8330