訪日外国人旅行者の「困った」が減少!一方、地方部の受入環境には課題も~受入環境整備の促進に向けて、訪日外国人旅行者を対象に、訪問地ごとの状況についてアンケート調査を実施~
最終更新日:2020年3月19日
観光庁では、訪日外国人旅行者がストレスなく快適に観光を満喫できる環境整備を進める上で、これらの現状と課題を明らかにし施策に反映させるため、外国人旅行者が訪日旅行中に困ったことを継続的に調査しています。令和元年度は、新たに訪問地ごとの傾向についても調査を行いました。
調査の結果、旅行中全体を通して「困ったことはなかった」の割合が過去最高を記録し、各項目別でも全般的に「困った」割合が減少する一方で、都市部と地方部の比較では「便利」と感じた割合は地方部が顕著に低い結果となり、地方部の受入環境整備には改善の余地があることが明らかになりました。
本調査の結果を踏まえ、引き続き、外国人旅行者受入環境の整備促進に取り組んでいきます。
実施概要
<調査期間> 令和元年9月~12月 <回答件数> 4,006件
<調査場所> 成田国際空港・東京国際空港・関西国際空港・新千歳空港・福岡空港
<調査内容> 訪日外国人旅行者を対象に、訪問地毎に旅行中困ったこと等のアンケートを実施
調査結果
・訪日旅行中全体を通して「困ったことはなかった」の割合が過去最高の38.6%となり、継続調査している各項目の全てにおいても「困った」の割合が減少した。
・個別項目では従前から困った割合が高かった「施設等のスタッフとのコミュニケーション」は前年比3.6%減、「無料公衆無線LAN環境」は同7.7%減となったほか、今年度新たに調査項目に追加した「ゴミ箱の少なさ」が、23.4%と旅行中困ったことの第1位となった。
〈都市部と地方部の比較〉
・訪問地のうち、受入環境の項目別に「便利」と回答した割合は、都市部に比べ地方部が顕著に低く、特に「無料公衆無線LAN環境」・「公共交通の利用」については大きな差が見られた。
※「都市部」とは三大都市圏を指し、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫の8都府県。「地方部」とはその他の道県を指す。
詳細は、別添「『訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート』調査結果」をご覧ください。
【お問い合わせ先】 観光庁 外客受入参事官室 担当:辺見、村山、新田
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