観光庁においては、多様な関係者との連携の下で観光立国の実現に取り組む「開かれた観光庁」を目指す取組の一つとして、外国人留学生の方に実際の観光行政事務を体験していただくことを通じ、外国人の視点を観光行政に活用するとともに、外国人留学生の方のキャリア形成の支援や観光行政に対する理解を深めていただくことを目的として、下記のとおり、外国人留学生の方を対象にした行政体験研修を実施します。
記
1.研修期間・研修日
平成20年12月1日~平成21年2月28日(週2日・半日勤務)
2.研修予定者及び研修担当課
研修予定者の国籍 |
性別 |
所属大学等 |
研修担当課 |
韓国(1名) |
女 |
横浜商科大学 |
観光地域振興課 |
イギリス(1名) |
男 |
東京大学大学院 | |
中国(1名) |
女 |
立教大学大学院 |
国際観光政策課 |
アメリカ(1名) |
男 |
東京大学大学院 |
国際交流推進課 |
3.研修内容
観光庁の業務に関連する以下の課題について、観光庁職員からのレクチャーや関係者へのヒアリングを交えつつ研究を行います。
(1)外国人観光客の受入のための環境づくり(観光地域振興課)
関東エリアにおいて、外国人観光客に人気のあるモデルルートを選定し、その受入体制が、外国人観光客にとって「理解しやすく」、「使いやすいもの」であるかとの観点からの研究を行う(12月に実施予定の「外国人によるひとり歩き点検隊」にも参加)。
(2)在留外国人の視点からの観光プロモーション手法の開発(国際観光政策課)
我が国に住む外国人のネットワークを活かした観光プロモーション手法や、日本人が気づいていない外国人に評判の観光スポット等の発掘など、在留外国人の視点からの観光プロモーション手法の研究を行う。
(3)観光プロモーション手法の比較研究を通じた戦略策定(国際交流推進課)
日本に事務所を置く各国政府観光局へのインタビュー、インターネットによる情報収集、文献調査等を通じ、日本と外国の観光プロモーション手法に関する比較研究を行う。
* この他、各種イベントへの参加、関係機関への訪問など幅広く観光に関する行政体験を行って頂く予定です。
4.その他
観光庁長官等と4名の研修生の懇談の実施等を予定しています。
詳細については、別途お知らせいたします。