政府は、「明日の日本を支える観光ビジョン」(平成28年3月30日 「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」決定)に掲げた、2020年訪日外国人旅行者数4000万人、訪日外国人旅行消費額8兆円等の目標の確実な達成に向け、本年4月から5月にかけて「観光戦略実行推進タスクフォース」を開催し、魅力ある公的施設の大胆な公開・開放など「観光資源の保存と活用のレベルアップ」、歴史や文化だけにとどまらない新たな観光資源の開拓による「『楽しい国 日本』の実現」、訪日プロモーションにおける国別戦略の徹底など「JNTOの大胆な改革」の3つのテーマについて、有識者へのヒアリングを踏まえ、既成概念にとらわれない大胆な施策を打ち出しました。
また、全国各地に残る古民家等の歴史的資源を再生・活用し、それを核として観光まちづくりを進める取組を全国へ広げるため、昨年9月に設置した「歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」において、意欲のある地域への支援策について議論を重ね、その成果を本年5月にとりまとめました。
これらのタスクフォースで打ち出した施策を中心に、観光ビジョン(本年3月に策定された「観光立国推進基本計画」にて内容が充実された施策を含む)を踏まえた、政府の今後1年を目途とした行動計画として、平成29年5月30日、観光立国推進閣僚会議(主宰:内閣総理大臣)の第7回会合において、「観光ビジョン実現プログラム2017」(観光ビジョンの実現に向けたアクション・プログラム2017)を決定しましたので、お知らせいたします。
「世界が訪れたくなる日本」を目指し、観光ビジョンの実現に向け、政府一丸、官民一体となって取り組んでいきます。
