最近の訪日外国人の動向を分析しました~訪日外国人消費動向調査(平成26年1-3月期)~
最終更新日:2014年6月30日
○日本滞在中にあると便利な情報で回答割合の高い選択肢は、「無料Wi-Fi」と「交通手段」であり、それぞれ約半数を占める。「無料Wi-Fi」の選択率が最も高い国籍・地域は「香港」であり、6割を超えている。次いで「台湾」「オーストラリア」「タイ」「中国」。
○訪日前に期待していたこととして「日本食を食べること」や「繁華街の街歩き」では、「欧州3カ国」や「カナダ」「米国」などの欧米の国々が上位にある。「ショッピング」を挙げた観光客の割合が最も多い国籍・地域は「タイ」であり、上位5位までがアジアの国籍・地域である。
1.「日本滞在中にあると便利な情報」に関する詳細分析
平成26年1-3月期調査より、「日本滞在中にあると便利な情報」に関する設問の選択肢を拡充した。今回の分析では新たに追加した選択肢を中心に分析する。
【来訪目的別 選択肢別ランキング】
・日本滞在中にあると便利な情報で回答割合の高い選択肢は「無料Wi-Fi」と「交通手段」であり、それぞれ4割超を占める。「観光・レジャー」目的の訪日客(以下、観光客)では「無料Wi-Fi」、「業務」目的の訪日客(以下、ビジネス客)では「交通手段」が最も高い。<別紙レポート 2ページ>
【無料Wi-Fi】
・「無料Wi-Fi」の選択率が最も高い国籍・地域は「香港」であり、6割を超えている。一般に年代が高いほど「無料Wi-Fi」の選択率が低くなる傾向がみられるが、香港の場合には40~50代の同選択率も20~30代と同様に6割超と高いため、香港全体での同選択率が他の国籍・地域に比べて高い結果となっている。<別紙レポート 3ページ>
「祈祷室」「ATM」「両替所」「宅配便」に関する情報については、別紙レポートで分析結果を掲載しています。
2.「訪日前の期待」に関する詳細分析
平成26年1-3月期調査より、日本滞在中の活動において、「今回の訪日前に期待していたこと」を尋ねる設問を新たに設定した。観光客の「訪日前の期待」についての詳細分析を行う。
【活動内容別 国籍・地域別ランキング】
観光庁観光戦略課調査室
田嶋、岸本
代表 03-5253-8111(内線27-216,27-215)