観光庁では、入れ墨がある外国人旅行者の入浴について、過去に問題になったことがあり、外国人旅行者が急増する中、このような問題が再発することが懸念されることから、各地の温泉施設における入れ墨がある方への対応について、実態調査を行ってきたところです。
この度、この結果をとりまとめましたのでご報告します。
<アンケート結果の概要>
○ 全国のホテル、旅館約3,800施設に調査表を送付し、約600施設(約15%)から回答。
(1) 入れ墨がある方に対する入浴について
・お断りをしている施設が約56%
・お断りしていない施設が約31%
・シール等で隠す等の条件付きで許可している施設が約13%
(2) 入れ墨がある方の入浴をお断りする経緯について
・風紀、衛生面により自主的に判断しているが約59%
・業界、地元事業者での申し合わせが約13%
・警察、自治体等の要請、指導によるものが約9%
○ 観光庁においては、今後の対応を検討するため、条件付きで入浴を認めている場合の
具体的条件等について、さらに詳細な調査を行うこととしています。
○ また、当面は、施設管理者と利用者の摩擦ができるだけ避けられるよう、
双方に入れ墨に関する適切な情報提供を行ってまいります。
