国土交通省
 平成14年7月11日台風6号に係る河川等災害関連事業
 (関連事業)、河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事
 業)の採択について(一級水系・木曽川水系揖斐川支川杭
 瀬川)
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平成14年10月31日

<問い合わせ先>

河川局

 治水課
(河川災害復旧等関連緊急事業担当)

(内線35514)

 防災課
(災害復旧、河川等災害関連事業担当)

(内線35772)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 概要
     平成14年7月10日未明から11日にかけて台風6号により発生した豪雨により揖斐[いび]川支川杭瀬川流域では床上浸水343戸、床下浸水316戸、浸水面積約560haの甚大な被害をうけました。この災害に対して、杭瀬[くいせ]川支川相[あい]川・泥[どろ]川(岐阜県知事管理区間)において河川等災害関連事業(関連事業)・河川等災害復旧事業が、下流部の揖斐川支川杭瀬川(直轄管理区間)において河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事業)が本日採択されました。これら治水対策を直轄事業と補助事業が連携し一体的、集中的に実施することにより、概ね4年間で再度災害の防止と抜本的な治水対策を図ります。

    (1)相川・泥川(岐阜県大垣市・垂井町)

    • 河川等災害関連事業(関連事業)・河川等災害復旧事業
       被災箇所の再度災害防止のため、護岸工、河道掘削等を実施します。

    (2)杭瀬川(岐阜県大垣市、養老町)

    • 河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事業)
       関連事業実施箇所の下流部において、洪水の流下能力を確保するため、築堤、河道掘削等を実施します。

  2. 資料
     事業概要


一級水系・木曽川水系揖斐川支川杭瀬川及び相川、泥川 河川等災害関連事業(関連事業)・河川等災害復旧事業及び河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事業)の概要

  1. 出水の状況
     台風6号は四国の南海上から東海地方沿岸に沿って北上し、梅雨前線を刺激し、非常に強い雨が岐阜県西濃地方の山間部を中心に降り、木曽川水系揖斐川流域の根尾[ねお]地点において最大時間雨量111mm、総雨量562mmに達する記録的な豪雨となり、各点の総雨量は黒津[くろつ]397mm、上大須[かみおおす]506mm、下山[しもやま]405mmに達しました。揖斐川の基準地点である「万石[まんごく]地点」では、7月10日12時20分にT.P.12.38mを記録し、計画高水位及び既往最高水位を上回る洪水となりました。
     また、揖斐川支川杭瀬川流域の谷[たに]観測所においては、時間雨量56mm、日雨量301mmの記録的な豪雨となり、杭瀬川においては観測史上2番目のT.P.8.57m(H2.9洪水T.P.8.63m)を記録しました。この洪水により、支川流域の、大垣市、養老町、垂井町では3,252世帯10,901人に避難勧告が出され、床上浸水343戸、床下浸水316戸の甚大な被害となりました。

  2. 河川等災害関連事業(関連事業)・河川等災害復旧事業及び河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事業)の概要
     台風6号が引き起こした出水により被害を被った杭瀬川流域において、上流部の県管理区間の支川相川及び泥川では河川等災害関連事業(関連事業)・河川等災害復旧事業、下流部の国管理区間では河川災害復旧等関連緊急事業(直轄復緊事業)を緊急的かつ重点的に実施することにより、再度災害の防止と抜本的な治水対策を図ります。

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