国土交通No.116

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File 17高原町役場での打合せ。多い時は週3回ほど足を運ぶ。緊張感もあるが、ざっくばらんに意見交換を行う。出張所は地域とのふれあいを大切にしている。写真右は高原高校の田植え実習の開会式で挨拶する江口所長。左は広報誌「砂防だより」。地域の人に理解してもらえるように、わかりやすい誌面づくりを心がけている。るのか、写真やイラストを交えてわミュニケーションにも熱が入ります」。砂防堰堤はどういった役目をもってすから広報活動や地域の方々とのコ石流とは何か、砂防とは何か、そしけでは安心感を得てもらえません。でた子どもたちに、火山灰とは何か、務に携わっていますが、デスクワークだいる。新燃岳の噴火を目の当たりにを知っています。国土交通省で防災業中学校を始め、高校でも講座を行っきましたが、〝乗り越える人の力強さ?育委員会に赴き出前講座を提案。どもの頃から自然災害の厳しさを見てと思うのです」という江口所長は、多い奄美大島で生まれ育ちました。子設ですから、血を通わせないとダメ野係長も語る。「台風や大雨の被害が視する様子が伺える。「人が造ったで取り組むだけです」と又木係長。上り談笑するなどコミュニケーションを伝えきれるかはわかりませんが、全力と調査結果の情報共有を行う。とき小いて土して・教だ施重おんに伝えたいと考えています。どこまでの打ち合わせに同行した。現状の確認をできるだけわかりやすく地域の皆さ高原町役場農村建設課など地域と思うのです。だから、我々の仕事と思いと粘り強い交渉によるものである。て終わりでは地域の不安は拭えないとさせたのは、職員のフットワークの軽さもしれませんが、人知れず施設を作っ所調の整緊も急必対要策だ工。そ事のをよ約う2なカ状月況でで完了12カか望原谷第1遊砂地建設現場。物理的には今までよりも安全になるかと思います。砂防施設が完成すれば、『安心』を感じてもらうことが大切だ「『安全』を確保するだけではなく、広報している。が砂防事業で地域を守っていることを的に参加し、周辺住民の方々に出張所の合間を縫って、地域のイベントに積極もらうことが重要です」。多忙な業務防施設の姿を写真や模型、現場で見ては、見えないところでがんばっている砂ともあります。興味を持ってもらうにこいいとか単純な理由で興味を持つこ報を展開している。「子どもは形がかっ行い、コミュニケーション重視の砂防広りやすく解説してまわった。見学会も2012.8-915火山灰で町おこし高原町では、新燃岳の火山灰を利用した町おこしの取り組みが行われている。高原町内で採取された火山灰を瓶詰めしたものを「新燃岳の灰」として販売。売上の一部は東北への義援金にしている。町役場の担当者いわく「東北の方々から噴火時にご支援頂いたので、その恩返しです」。また採取地も明記されているため、研究機関からのまとめ買いもある。さらに、火山灰を利用した干物「灰干し肉」も製品化されている。灰干しは魚介類のものが一般的であり、肉を使ったものは全国的にも極めて珍しい。養鶏や養豚が盛んな高原町ならではの特産品にしようと考案された。鶏肉や豚肉の「灰干し肉」は町内の精肉店や商店で販売されている。口所長は語った。と安心を提供していきたいです」と江す。その笑顔のためにこれからも安全笑顔のところには人が集まるもので方々との交流を大切にしています。いい思われるかもしれませんが、近隣のら。ですから砂防と関係ないことだとて、少しでも地域活性化の一助ができたい。安全と安心を砂防施設で提供し活性化しないと我々も存在意義がなかなと思ったら、新燃岳の噴火。地域が疫が終息して、ようやく観光客が戻る「宮崎はとてもいいところです。口蹄という。や広報誌への反応はすこぶるいいのだ摯だ。それが通じているのか、出前講座地域に対しての姿勢は愚直なまでに真