国土交通No.127
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国会議事堂外務省国土交通省憲政記念館国立国会図書館皇居最高裁判所国立劇場日本水準原点有楽町線半蔵門線千代田線南北線内堀通り首都高速道路メキシコ大使館日枝神社国会議事堂前永田町永田町 「測量の日」(6月3日)の記念行事として国土地理院関東地方測量部が日本水準原点の施設を一般公開し、1年に一度の機会に、たくさんの人が訪れにぎわいました。 東京都千代田区永田町、国会議事堂の向かいにある憲政記念館構内に石造りの建物があり、その中にわが国の土地の高さの基準となる「日本水準原点」が収められています。 土地の高さは東京湾平均海面を0mとして測りますが、実際に土地を測るときには地上のどこかに高さの基準を決めておく必要があります。そのため、明治24年に国土地理院の前身である陸地測量部がこの地に日本水準原点を造り、当時の観測の結検 索検 索国土地理院 測量の日  国土交通省国土地理院http://www.gsi.go.jp/kanto/kanto40002.html果、建物内部の水晶板目盛り0の表示を、東京湾平均海面上24.500mとしました。 富士山の高さもこの日本水準原点を基準として測っており、よって東京湾平均海面からの高さ3776mということになります。 その後、地震による地殻変動のために、関東大震災後の昭和3年3月に24.4140m、東北地方太平洋沖地震後の平成23年10月に24.3900mと改定しました。国土交通省特 別 編日本水準原点の施設を一般公開!日本水準原点の収まっている建物は日本水準原点標庫といい、建築史上においても価値があり、平成8年に東京都指定有形文化財に指定されました水晶板目盛りの0表示のところが高さの基準よく見ると、目盛りが上下逆さまになっているね。これはちゃんと意味があるんだよ。理由を知りたい人は、ぜひ来年見に来てね。通常は閉じられている中央の扉を開けると水晶板がはめ込まれた水準原点があります標高24.3900mの位置日本水準原点基礎図黒埋土黒土赤土埴土赤砂埴土赤砂白赤砂岩石層水晶板地面2.70m4.54m船形台石正八角形台石10.30mコンクリートレンガ砂2.12m0.85m1.51m2.42m地面の下はこんな感じ2020

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