国土交通No.127
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7設備だけじゃなくて、“心のバリアフリー”もたいせつなんだね心のバリアフリーって?施設などの“ハード”の整備には時間がかかります。一方で、バリアフリーとはどういうことかという内容を理解してもらえれば、人々の行動はすぐにでも変えることができますよね。例えば、歩道に設置されている点字ブロックの上には自転車を止めないようにするとか、階段の上り下りでお年寄りが困っていたら荷物を持って手伝ってあげるとか、一人ひとりにできることを実行することが、心のバリアフリーだと考えています。具体的にどのようなことをしていますか?各地の運輸局や整備局で、小中学生や一般の方を対象に「バリアフリー教室※」を行っています。具体的には、ゴーグルなどを使って弱視者の体験をしたり、体におもりをつけてお年寄りの感覚を体験したりしてもらっています。実際に体験すると、障がい者の方やお年寄りの大変さがわかり、今後は手伝ってあげたいという思いがこみ上げてくるようです。これからのバリアフリーの目標はなんですか?ハードとソフトは両輪で動かなければならないと考えていますので、道路や公共交通網などのバリアフリー化と心のバリアフリーを同時に進めています。また、2020年には、オリンピック・パラリンピックが東京で開催されます。特にパラリンピックに関しては、世界中からさまざまなハンディキャップをお持ちの方々が日本に来られますので、まずは6年後を目標に、バリアフリーの整備目標が達成できるよう、今後も取り組みを進めていこうと思っています。それでは具体的な取り組みを見てみましょう※バリアフリー教室については、各整備局・運輸局のホームページを見てね  地方整備局 http://www.mlit.go.jp/about/chihoseibi.html  地方運輸局 http://www.mlit.go.jp/about/chihounyu.html

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