国土交通No.128
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19国営みちのく杜の湖畔公園は、仙台市や山形市と隣り合う宮城県川崎町にあり、釜房ダム周辺環境整備事業による「釜房湖畔公園」を前身として、釜房湖の豊かな水、丘陵の緑、蔵王連峰の展望という美しい自然を最大限に活用した、東北地方で唯一の国営公園です。本公園には、「南地区」「北地区」「里山地区」の三つのエリアがあり、最後の整備エリアである里山地区が平成26年6月8日(日)に新規開園し、全園開園となりました。 里山地区は、東北の里地風景を再生した「自然共生園」と一体となって里地里山の空間形成を図り、これまで地域が培ってきた「生命と暮らしを支える里山の継承」を目指して、計画から整備、そして今後の管理運営にわたって、ボランティアの方々との協働により、人と自然のかかわりや生物多様性について学び、体験できる里山として整備しました。また、南地区では、春には桜やチューリップ、初夏にはポピー、秋にはコスモス、冬にはクリスマスローズなど、四季折々の花が楽しめるとともに、子どもたちに人気の遊具がそろう「わらすこひろば」や、東北各県の古民家を移築し、東北地方の暮らしや文化を伝える「ふるさと村」があります。北地区には、自然の中でオートキャンプが楽しめる「エコキャンプみちのく」などもあり、年間約75万人が訪れる東北地方有数の観光拠点となっています。 これからも、地域の皆さまに親しまれる公園を目指して管理運営に努めてまいりますので、皆さまのご来園をスタッフ一同心よりお待ちしています。MLIT レポート宮城県「国営みちのく杜の湖畔公園」のご紹介全国各地で働く国土交通省職員が地元を紹介!エコキャンプみちのく(北地区)わらすこひろば(南地区)彩のひろば(南地区)全園開園式の様子Reporter国営みちのく杜の湖畔公園事務所調査設計課長松舘 次男

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