国土交通No.130
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18のデザインをゾーンごとに統一、電線を地中化し、景観に配慮したシンボルロードの役割を担になっている。計画の段階から、まちが分断されないように、「駅の裏表を作らないように腐心した。年寄りにも優しい駅にしたかった」(駅前を考える会彦坂敏行さん)。「昔の駅は子どもの遊び場だった。新しい駅前も楽しいものになってほしい」。今後の課題は、駅前に残る工場跡地の利用方法が田原を盛り上げる重要なピースとなる。地産地消、健康、さらに付加価値ダブルパワーの「幸せの四つ葉プロジェクト」「セントファーレを運営して感じるのは、地産の安全な食、健康に役立つものについては市民、消費者の興味は高いということ」((株)あつまるタウン田原代表取締役安田幸雄さん)。「入れ物としてのまちなみと施設はできた。今後は、それをどう生かしていくか、新しい物も古い物も活用する」ことを進めていく。中心市街地の活性化を目的に設立された(株)あつまるタウン田原では、新たな観光資源の創出と障がいのある方の就労支援、まちなかの賑わいづくりなどを目的に「幸せの四つ葉プロジェクト」を企画。プロジェクトに参加する田原授産所では、地産の四つ葉のクローバーを田原のシンボル蔵王山に鎮ちんざ座する愛あいぜん染明みょうおう王にご祈きとう祷し、グッズを製作し販売する。「現在、地元の高校を含め20店舗などが参加し約40種類のグッズが製品化、販売されています。幸せの四つ葉まち歩きガイドブックも作成される予定です」(田原市街づくり推進課主査折戸裕美さん)「幸せの四つ葉プロジェクト」にも参加する関由典さんは、「広く快適な数百メートルの通りを車は数十秒で通り過ぎていく。交通量が増え、駐車場もできたが止まってもらわなければいけなくなった。専門店として魅力的な商品を開発する企画力と、それを伝える発信力が必要になった」と言う。駅前から北へ約570mの田原の中心の通りは、「はなとき」「セントファーレ」「駅前」と連携し、域外からのお客さまを受け入れ、訪れやすい田原を目指し、「新しい田原のおもてなし」を始めようとしている。渥美線カラフルトレイン。咲き香る渥美半島の花々がデザインされた10色の電車中心市街地活性化の核となる三河田原駅。安藤忠雄建築研究所の設計活性化策をいろいろサポートする折戸さん障がいのある方が、四つ葉や五つ葉が出やすい株を使って、クローバー栽培も行っている本物の四つ葉のクローバーが入った蔵王山愛染明王の「幸せ守り」見て・食べて・遊んで楽しむ渥美半島菜の花まつり愛知県渥美半島では1月上旬から約1200万本の菜の花が咲き乱れ一足早く春の息吹を運ぶ。メイン会場の伊良湖菜の花ガーデンほか見どころ満載。http://www.taharakankou.gr.jp/2015年1月10日(土)~3月31日(火)渥美半島☆観光大使キャベゾウ遊びに 来てキャベ!安田さん彦坂さん

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