国土交通No.131
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9まちを歩いて防災マップをつくろう!!地震や火災、洪水などの災害が起こると、普段見慣れているはずのまちの姿が一変し、思いもよらない事態に遭う場合があります。例えば、避難場所がどこかはわかっているのに、そこにたどりつく道がわからなかったりすることも…。そのためにも、日ごろから自分のまちをよく知ることが重要。まちを歩いて防災マップをつくることがおすすめです。「住んでいる地域で災害が起きたら…」ということを意識しながら、地域の状態や危険な場所などを、家族や地域の人たち、学校のお友達などと一緒に歩いて確認し、“自分たちのまち専用の防災マップ”をつくってみましょう!◎災害時に役立つ場所□ 公園、神社などの広い空間 など□ 消火栓、消火器、防火水槽がある場所 など□ コンビニ、スーパー、病院 など×災害時に危険な場所□ 狭い道路、行き止まりの道路 など□ ブロック塀、自動販売機、がけ など□ 坂道、階段、段差、側溝 などSTEP 1 準備まちあるきをするエリアやルートの設定、まちあるきのテーマ(点検する項目)、などのルールを決めます。STEP 2 まちあるき実際にまちを歩き、災害が起きたときに役立ちそうな場所や危険な場所などを確認します(チェックポイント参照)。STEP 3 マップづくり発見したことを地図に書き込んでいきます。STEP 4 発表(意見交換)マップをもとに、まちあるきで気づいたことを発表しましょう。※防災マップづくりは、必要に応じて、市町村の防災部局、町内会やPTA、消防団、防災に関するNPOやボランティアの方々と一緒に行うことも有効です。以下のようなサポートをしている市町村もあります◦地域の地図やハザードマップなどに関する情報提供◦担当職員や専門家の派遣◦活動費に対する支援興津小学校生徒が作成した興津防災マップ防災マップのつくり方まちあるきのとき▪まちあるき用地図▪筆記用具▪カメラ(デジカメなど)▪がばん・クリップボードマップづくりのとき▪マップづくり用地図▪色ペン、マジックペン▪模造紙、下敷き用新聞紙▪マークシール、ふせん紙▪はさみ、のり、セロハンテープ▪プリンター、印刷紙(撮影した写真の印刷用などに)用意するもの(例)防災マップづくりの様子マップづくりのポイントは「わかりやすく」!★色別に表記すると見やすくなるよ!(例:役立つ場所は青色、危険な場所は赤色など)★重要な場所には写真を貼ろう!まちあるき防災マップをつくると…◦見慣れているまちの中で災害のときに危険な場所がわかる◦いざというときにすばやく避難できる◦一緒に作業することで顔見知りになる人が増えるかもチェックポイント災害時に役立つ場所や危険な場所は要チェック!みんなも防災マップを作ってみてね!まちあるきの際には、車などに注意して事故やけがのないようにしようね
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