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06男性の意識も変わってきた建設の現場なでしこ工事チームの一つ『美・TORIIZAKA♡』は、工事の進行度合いによって若干メンバーの入れ替わりはあるものの、専門工事会社の作業員の女性も含めておよそ8〜9人の女性たちで構成されています。その細やかな仕事ぶりは際立っており、現場の作業所長である松岡久史さんは「建築の現場では、男性より女性の方が優れている場面が多々あります」と賛辞を惜しみません。 チームリーダーの廣ひろせ瀬茉まりこ莉子さんは、施工管理担当。「大学では構造系『美・TORIIZAKA♡』チームのメンバー。前列左から、時岡直子さん(施工事務)、チームリーダー廣瀬茉莉子さん(施工管理)、金本純愛さん(施工図)、本橋昌子さん(施工図)。後列左から鳩貝悦子さん(斫工/はつりこう)、熊谷理恵さん(防水工)、谷村愛美さん(家具工)、吉原有紀さん(タイル工)。チームで発揮する女性力なでしこ工事チーム一般社団法人日本建設業連合会は、建設業における女性の活躍をアピールするため『なでしこ工事チーム』を登録・紹介しています。登録数は現在約20チーム。株式会社竹中工務店の『美・TORIIZAKA♡』チームを取材しました。女性の力で変わっていく建設現場少し前までは、〝建設業は男の仕事〞という考え方が根強く、たとえ「働きたい!」と情熱があっても、女性が活躍するのは簡単ではありませんでした。しかし時代の変化と、逆境でも実力を示したパイオニアの女性たちによって、現場の意識は変わりつつあります。

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