国土交通省No.138
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人手と時間を要する測量※1 建設産業は今後10年間で高齢などのため、技能労働者約340万人のうち、約1/3の離職が予想されています。※2 建設現場における、調査・測量、設計、施工、検査、維持管理・更新までの全てのプロセスのこと。~魅力ある建設現場の実現に向けて~従来の方法ICTの全面的な活用3次元測量設計図に合わせ丁張り設置書類による検査GNSSローバーなどで計測人力で計測ドローンを用いた測量マニュアルの導入により、3次元測量が拡大し、測量データを短時間で入手可能。3次元データを転送されたICT建機は自動制御されるので、熟練の技術者でなくても難しい作業が可能になるとともに、現場の安全性も向上。新しい監督・検査要領などの導入により、検査にかかる日数が約1/5に短縮。検査の書類が1/50に削減。3次元データ検査の日数・書類が大幅に減少ドローンなどによる測量が拡大ICT建機による施工が拡大1枚のみ/1現場1断面のみ/1現場■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■現場2km毎に50枚i-Constructionアイ・コンストラクション日本は少子高齢化社会を迎え、今後、明らかに現場の労働力が不足する※1ことを考えると、建設現場の生産性向上は避けることのできない課題といえます。国土交通省では、「情報通信技術(ICT)の全面的な活用【ICT土工】」などの施策を導入することによって、建設生産システム全体※2の生産性向上を図り、いわば“自動化施工”ともいえるi-Constructionを進め、魅力ある建設現場の実現を目指しています。i-Constructionで建設現場が変わります!建設現場における全てのプロセスにおいて従来人手が掛かっていた作業を、ドローンやICT建機などの活用により効率化できるよう、ICTに対応した15の新基準を導入しました。また、建設現場におけるICTの普及に向け、ICT活用に必要な経費を計上した新たな積算基準も導入しました。その他の取り組みとして、年度末に工期が集中するといった、月ごとの工事量の偏りを解消するため「施工時期の平準化」なども行っており、計画的な施工を通した効率化や安定的な休暇取得の実現などを目指しています。i-Constructionが目指す建設現場 i-Constructionは、生産性を向上させることで企業の経営環境を改善し、建設現場で働く方々の賃金水準の向上を図るとともに、安定した休暇の取得や安全な建設現場を実現することを目指す、いわば建設現場の働き方革命でもあります。この取り組みにより、建設現場で必要な技術の習得に要する時間が短縮されるとともに、危険の伴う作業や厳しい環境で行う作業も減少することから、建設現場における若者、女性や高齢者などの多様な人材の活躍が期待されます。 i-Constructionを通じて「給与が良く」、「十分な休暇が取得でき」、「将来に希望が持てる」新たな建設現場の実現を目指していきます。(調 査)測量設 計維持管理・更新施 工ICT建機による施工コレって何? 検 査建機周りに作業員がいる中での施工10断面/2km人手と時間を要する測量※1 建設産業は今後10年間で高齢などのため、技能労働者約340万人のうち、約1/3の離職が予想されています。※2 建設現場における、調査・測量、設計、施工、検査、維持管理・更新までの全てのプロセスのこと。~魅力ある建設現場の実現に向けて~従来の方法ICTの全面的な活用3次元測量設計図に合わせ丁張り設置書類による検査GNSSローバーなどで計測人力で計測ドローンを用いた測量マニュアルの導入により、3次元測量が拡大し、測量データを短時間で入手可能。3次元データを転送されたICT建機は自動制御されるので、熟練の技術者でなくても難しい作業が可能になるとともに、現場の安全性も向上。新しい監督・検査要領などの導入により、検査にかかる日数が約1/5に短縮。検査の書類が1/50に削減。3次元データ検査の日数・書類が大幅に減少ドローンなどによる測量が拡大ICT建機による施工が拡大1枚のみ/1現場1断面のみ/1現場■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■現場2km毎に50枚i-Constructionアイ・コンストラクション 日本は少子高齢化社会を迎え、今後、明らかに現場の労働力が不足する※1ことを考えると、建設現場の生産性向上は避けることのできない課題といえます。 国土交通省では、「情報通信技術(ICT)の全面的な活用【ICT土工】」などの施策を導入することによって、建設生産システム全体※2の生産性向上を図り、いわば“自動化施工”ともいえるi-Constructionを進め、魅力ある建設現場の実現を目指しています。i-Constructionで建設現場が変わります! 建設現場における全てのプロセスにおいて従来人手が掛かっていた作業を、ドローンやICT建機などの活用により効率化できるよう、ICTに対応した15の新基準を導入しました。 また、建設現場におけるICTの普及に向け、ICT活用に必要な経費を計上した新たな積算基準も導入しました。 その他の取り組みとして、年度末に工期が集中するといった、月ごとの工事量の偏りを解消するため「施工時期の平準化」なども行っており、計画的な施工を通した効率化や安定的な休暇取得の実現などを目指しています。i-Constructionが目指す建設現場 i-Constructionは、生産性を向上させることで企業の経営環境を改善し、建設現場で働く方々の賃金水準の向上を図るとともに、安定した休暇の取得や安全な建設現場を実現することを目指す、いわば建設現場の働き方革命でもあります。 この取り組みにより、建設現場で必要な技術の習得に要する時間が短縮されるとともに、危険の伴う作業や厳しい環境で行う作業も減少することから、建設現場における若者、女性や高齢者などの多様な人材の活躍が期待されます。 i-Constructionを通じて「給与が良く」、「十分な休暇が取得でき」、「将来に希望が持てる」新たな建設現場の実現を目指していきます。 (調 査) 測 量設 計維持管理・更新施 工ICT建機による施工コレって何? 検 査建機周りに作業員がいる中での施工10断面/2km20
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