航空

航空路とRNAV経路の概要

〇航空路
 航空路とは、基本的に航空保安無線施設相互を結んだ経路です。
航空機は、航空保安無線施設から得られる情報(距離、方位等)を頼りに、航空路の直上を飛行方向 (東行き、西行き)ごとに定められた高度で飛行します 航空路等の概要

〇RNAV経路
 RNAV経路とは、RNAV仕様に従い航行をする航空機のための経路です。RNAV経路は従来の航空路より、飛行距離が短縮されるだけでなく、経路を自由に設定することで、より多く の航空機を飛行させることができます。

 ※RNAV仕様に従った航行とは、航空機が搭載する高機能なFMS(航法用機上コンピューター)等により、自機の位置を算出し任意の経路を飛行する航法であり、地上施設(VOR/DME等)の配置に左右されることのない柔軟な経路設定が可能な運航方式です。飛行経路設定時の物理的制約が大幅に緩和されます。

RNAVへの変化
《RNAVの効果》 ・空域容量の増大
航法精度を指定することにより従来よりも経路の左右間隔を短縮して、航空路の複線化や複々線化等することにより、空域容量の増大を図ることができる。

・飛行時間・距離の短縮
地上施設の配置に左右されることのない短縮経路が設定可能となることに加え、発着経路が短縮できる可能性があることから、飛行時間の短縮やCO2削減の効果が期待できる。

・欠航・遅延の低減
特別な着陸のための施設や地形による制約が緩和され、進入ルート、運航条件が改善され、就航率の向上が図られる。

RNAVの効果

→高規格なRNAVへの移行
 RNP(Required Navigation Performance): RNAVと原理は同じであるが、経路維持監視警報機能を有する機上装置により、レーダー監視空域外でも飛行が可能な方式。

RNP AR進入:ウェイポイント間を結ぶ円弧をFMSが計算し、旋回時も経路中心線を飛行する。RF(Radius to Fix)旋回が可能

RNAVの効果
     

 
   
〇出発・到着経路
 
  出発・到着経路については、空港周辺の地形や騒音対策の必要性等を総合的に勘案し、当該飛行場に係る飛行経路を設定しています。
また、一般に空港には複数の出発・到着経路が設定されており、出発・到着する方向や風向きなどの気象条件等により、飛行経路を決定しています。
 
       
・騒音に配慮した飛行経路 - 東京国際空港の例
  できる限り経路を海上に設定することにより、陸上部への影響を軽減しています。

 
 
・地形を考慮した飛行経路 - 高松空港の例
  空港南側に山があるため、北側に出発経路を設定しています。
離陸後、南側の山を避け空港の北側空域を利用して旋回し、一定高度以上へ上昇後に南方面へ向かいます。
地形を考慮した飛行経路
 
航空路とRNAV経路の概要:印刷用PDF
RNAV:印刷用PDF
 


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