自治体等の取組

青森=名古屋(小牧)路線
  ~青森=名古屋(小牧)路線利用促進CM放送事業~

路線の現状、背景、課題

青森=名古屋(小牧)路線は平成23年から就航を開始し、利用者数は毎年増加し順調に推移していた。しかし、夏期間に比べ冬期間は利用率が低く、毎年の課題となっていた。

取組概要

青森=名古屋(小牧)路線を運航するフジドリームエアラインズ(FDA)が製作した映像素材を元に、青森県民向けのCMを制作・放送した。青森空港から、名古屋(小牧)への路線の情報に加え、名古屋(小牧)を経由した乗継先の情報も訴求。また、FDAが実施するキャンペーン運賃『バースデー割』の販売情報についても告知する内容とした。

県内各TV局に対し予算等の条件を示した上で、GRP(延べ視聴率ともいい、放送広告枠の定量指標)の最も優れたTV局を選定した。これによりCMだけでなくTV番組のパプリシティ枠も付帯して、路線の利用促進番組を放送してもらえることとなった。(県予算規模約100万円)

実施時期

平成28年10月30日~11月26日

実施体制

青森県(コンテンツ提供等:(株)フジドリームエアラインズ)

取組の効果

(1)ホームページ流入者数について(青森県内)

青森県内でのテレビCM実施期間中、青森・名古屋(小牧)線を運航する航空会社、FDA公式ホームページへの流入数が前年同時期比176%増加。実施期間との相関関係を鑑みると、テレビCM放送による路線周知効果によるものと考えられる。

※セッションとは、ホームページの訪問件数を示す指標

(2)個人利用客予約数について

テレビCM 実施期間と重なる平成28年11月1日~30日までの期間、青森・名古屋(小牧)線への個人利用客予約数を調査したところ、前年同期間となる平成27年(2015年)の3,792人に対し、平成28年(2016年)では5,122人と135%増加した。