○高松・成田線は、日本最多の国際航空ネットワークに接続でき、首都圏東部や 東関東エリアへの新たなアクセス路線としての需要が見込めることなどから、路線誘致に取り組み、平成25年12月からジェットスター・ジャパンによる就航が実現した。
○また、LCCは新たな需要を創出し、交流人口の拡大による地域活性化に寄与することから、高松・成田線の双方向(高松側・成田側)からの利用を促進し、路線の定着・拡大に取り組んでいる。
香川県とジェットスター・ジャパンは、LCCが生み出す新規需要創出効果を地域の活性化に最大限活かしてしていくために、両者で検討・協議する体制を構築。
現在、各種対策である具体的な施策については、両者でマーケティング視点に基づいた年間計画を策定し、実施・検証までPDCAサイクルを進める取り組みを行っている。
課題・検討への協同アプローチ
一つの調査データをもとに、香川県とジェットスター・ジャパンの両者で検討や分析を重ね、具体的な対策やアウトプットを導き実行した。
認知・興味を高める取り組み
・ターゲット重視の魅力あるコンテンツの配信
・低運賃広告とリンクした地域情報の発信
認知・興味から、次のステップへ
・販促バウチャーキャンペーン
訪問先である香川県内の取り組み
LCC親子体験&成田国際空港見学ツアー
香川県内の小学生と保護者(10組20名)を対象に、参加費無料にて、ジェットスター高松=東京(成田)線の搭乗体験および日本最大の国際空港である成田国際空港の見学ツアーを実施
【実施体制】
高松空港振興期成会、成田国際空港株式会社、ジェットスター・ジャパン株式会社
【応募者数】
1,200組
様々な目的の取り組みを一連化、両地域での取り組みの連動など、年間計画による地域とLCCとの協業体制が、新規需要の創出をもたらしている。
平成30年4月から高松=成田路線の増便(一日最大3往復)
○ 高松=成田路線のインバウンドは観光振興課で、アウトバウンドは交通政策課で担当し、県の観光部署、交通部署、運航会社であるジェットスター・ジャパンとの連携により取り組みを行っている。