羽田空港のこれから

日本の経済・社会にとって必要不可欠な羽田空港。これからも日本の成長を支えるため、さらに世界を開くことが必要です。

騒音の影響について

聞こえる音の大きさや対策の考え方をお伝えします。

さらなる低騒音機導入の促進

羽田空港の国際線着陸料について、航空機の重量と騒音の要素を組み合わせた料金体系に見直しました。
また、高騒音機材の単価を更に引き上げ、航空会社に対して低騒音機の使用を促進します。
これにより、羽田空港の現行経路を含めた経路下全体の音の影響の低減を図ります。

さらなる低騒音機導入の促進

南風時の新しい到着経路の高度引上げ

全体の環境影響等をできるだけ小さくするため、南風時の新到着経路について、安全確保を前提に着陸を開始する地点の高度を引き上げます。
※記載の高度は2019年7月に示された「羽田空港機能強化に向けた追加対策」反映前のものです  

南風時の新しい到着経路の高度引上げ

新飛行経路の高度引上げに際し、RNAV方式を導入します。

環境影響に配慮し、着陸を開始する高度を引き上げるため、南風好天時の新到着経路について、「RNAV方式」を活用し、A滑走路とC滑走路2本独立して平行して進入する方式を導入します。(南風悪天時の新到着経路については、地上からの精密な誘導電波を利用するILS進入を実施。)

新飛行経路の高度引上げに際し、RNAV方式を導入します。

「RNAV方式」は、GPS等を利用して航空機の位置を把握して飛行する方式であり、個別のRNAV経路の設定及び同時進入の際の航空機同士の最低間隔は、国際民間航空機関(ICAO)の国際基準に基づき設定されているため、国際的な安全基準に則って安全性を確保したものとなっています。

加えて、当該運用方式の運用にあたっては、2本の経路を飛行する航空機の位置を、高精度レーダー(WAM)を用いて航空機に対して安全な間隔を維持するよう指示を行うことやこの経路における飛行速度の設定等きめ細かな運用を行うことにより、一層の安全性を確保しています。

安全性を確保した進入方式導入に加え、管制官による監視を強化し、さらなる安全の確保に万全を尽くしてまいります。

平成28年7月の環境影響等に配慮した方策において、南風時の新到着経路の着陸を開始する高度をより高くしたところですが、さらに、着陸地点を南側に移設することによって、着陸前の最終直線部の飛行高度を引き上げることにより、航空機の音の影響を小さくします。

南風時の新しい到着経路の高度引上げ

さらに、騒音影響の特に大きい南風時のB滑走路出発の便数を削減するなど、各滑走路の使用便数の調整を行います。(B滑走路出発の1時間あたりの便数は、当初案の24機から変更となり、20機となります)

また、北風時新経路について、朝の運用時間の後ろ倒しを実施します。

南風好天時の新到着経路の降下角の引き上げ

南風好天時の新到着経路の降下角を3°から3.5°に出来る限り引き上げることによって、飛行高度の引き上げ、騒音影響の低減を図ります。


■飛行高度の更なる引き上げ

南風好天時の新到着経路の降下角の引き上げ

降下角を3.5°に引き上げることの安全性について

  • 3.5°の降下角は、国際的な安全基準に則ったものであり、安全性には問題ありません。
  • 国内では、広島空港や稚内空港等において降下角を引き上げ、3.5°の降下を採用している方式があります。また、諸外国の空港においても、騒音対策の一環として3°以上に降下角を引き上げている例があります。

北風時の新しい出発経路の運用時間の見直し

北風時の新しい出発経路について、朝の運用時間帯を見直し、経路下の騒音影響に配慮します。

北風時の新しい出発経路の運用時間の見直し

騒音影響の大きい南風時のB滑走路(川崎方面)の出発便数削減

騒音影響の特に大きい南風時のB滑走路出発の便数を削減する等、各滑走路の使用便数を調整します。

騒音影響の大きい南風時のB滑走路の出発便数削減 騒音影響の大きい南風時のB滑走路の出発便数削減

南風時のB滑走路(川崎方面)において長距離国際線及び機材の制限等を行います。

新飛行経路のうちB滑走路から西向離陸する経路については、環境影響に配慮した方策をとることとし、地元自治体の要望を踏まえ、長距離国際線の制限、機材制限、騒音軽減運航方式等の導入を行います。


運用制限

■長距離国際線の制限

羽田空港からの距離が6,000km程度以内の路線とします。ただし、当該距離制限を超える路線については、別途指定する低騒音機材に限り運航を認めます。

(参照)2019年夏ダイヤで羽田空港に就航している国際定期路線を対象として空港毎に距離(概数)を集計

長距離国際線の制限

■機材制限

4発機(B747、A340等)を制限します。

(参照)2019年夏ダイヤで羽田空港に就航している国際定期路線のうち4発機(B747)を導入している路線:羽田-シドニー(カンタス航空)、羽田-フランクフルト(ルフトハンザ航空)、羽田-バンコク(タイ航空)



騒音軽減運航方式等

■急上昇方式

フラップの揚力をできる限り活用することによって、可能な限り早く高度を確保する運航方式を導入します。

急上昇方式

■可能な限り早期の旋回開始


できるだけ早く旋回を開始することにより、住宅地の騒音を低減します。

北風時の現行到着経路に係る富津沖海上ルートの更なる活用

海ほたるに設置している目印(地標航空灯台)の明るさを10倍にし、富津沖海上ルートの運用比率を高めることで、増便後も北風時の現行到着経路下の騒音影響が増えないよう工夫します。

北風時の現行到着経路に係る富津沖海上ルートの更なる活用

防音工事の実施

空港周辺の地域においては、関係法令に基づき、防音工事を実施していきます。

防音工事の実施

騒音測定の充実、モニタリング結果の提供

現在、羽田空港に離着陸する航空機の飛行コース等をホームページで公開しています。(成田空港にも同様の仕組みがあります)

東京航空局のホームページ
URL:https://www.franomo.mlit.go.jp/

航跡図(北風時好天以外)のイメージ

羽田空港飛行コースホームページ
航跡図(北風時好天以外)のイメージ

羽田空港の現在の飛行コースに関連して、16カ所の騒音測定局を国が設置し、常時騒音状況を測定しています。モニタリングの結果は、東京航空局のホームページで公開されています。なお、現在の16カ所の測定局に加え、新たな飛行経路下に16局程度増設を計画しています。

新しい飛行経路に関連して、新しい騒音測定局の設置に加え、モニタリング結果のわかりやすい情報提供に取り組んで参ります。

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