航空安全

リーフレット集 : 運航手順

(1)気象情報の収集と解析について~操縦士の皆様の安全な飛行のために~

 小型機を運航する多くの個人操縦士の皆様は、自己の責任において、安全運航を行うための様々な情報を自ら収集し、飛行の可否や安全性について検討し判断をしたうえで運航しなければなりません。中でも気象については、飛行内容、飛行機及び装備品、操縦士の経験及び技量などで、安全を担保できる気象条件は異なってきます
 操縦士は飛行を計画する際にそれら状況に応じて適切な気象情報の収集と解析を行い、飛行の可否を決定し、また飛行中における気象変化の可能性や対応手段を十分に意識して飛行に臨まなければなりません。


★運航に必要な気象情報の収集と解析について、海外事例を参考にし具体例などをまとめたリーフレットを作成しましたので、ご活用ください。

[1]リーフレット(気象情報の収集と解析について)(PDF) 

 



(2)空間識失調に陥らないための具体的な予防策及び万一空間識失調に陥った場合にその状況から離脱するための対処策に関するリーフレットについて
 
 令和2年2月に、運輸安全委員会より、平成30年8月に群馬県防災航空隊所属のヘリコプターが群馬県吾妻郡中之条町の山中に墜落した事故に関する航空事故調査報告書の中で、安全向上策として、国土交通大臣(航空局)に対して下記のとおり勧告が行われたところです。
 今般、この勧告内容を踏まえた空間識失調の具体的な予防策及び対処策に関するリーフレットを作成いたしましたので、お知らせします。
つきましては、操縦技能審査員におかれましては、以下についてご対応願います。

★事前調整の段階など可能な限り特定操縦技能審査を実施する前に、受審者に対し、リーフレットを入手するとともに内容を十分に理解しておくよう
依頼するとともに、審査終了後のブリーフィングの機会などにおいてリーフレットを受審者に手交して同内容の十分な理解を図ること。

 

捜索救難活動を行う航空機の操縦士に対し、空間識失調の危険性について注意喚起するとともに、空間識失調に陥らないための具体的な予防策及び万一空間識失調に陥った場合にその状況から離脱するための対処策について周知すること。  


[1]リーフレット(空間識失調)(PDF)    [2]審査員あて依頼文書(PDF)

 

 
(3)航空機への着氷、シートベルト及びショルダーハーネス着用の励行並びにELTの適切な運用と措置に関するリーフレットについて

 平成30年8月に、運輸安全委員会により、平成29年6月に富山県立山連峰で発生した小型航空機墜落事故に関する航空事故調査報告書の中で、
航空事故防止及び航空事故発生時の被害軽減策として、国土交通大臣(航空局)に対して下記のとおり勧告が行われたところです。
 加えて、平成30年10月に開催された第五回小型航空機等に係る安全推進委員会において、小型航空機の操縦士に対する確実な周知徹底及び
理解促進を図るため、勧告内容を踏まえたリーフレットを作成・配布し、特定操縦技能審査の機会をとらえ理解を確認することとなりました。
 これを踏まえ、航空局では、改めて安全啓発リーフレットを作成致しましたので、お知らせします。
 つきましては、操縦技能審査員におかれましては、以下についてご対応願います。


★事前調整の段階など可能な限り特定操縦技能審査を実施する前に、受審者に対し、リーフレットを入手するとともに内容を十分に理解しておくよう
依頼するとともに、審査終了後のブリーフィングの機会などにおいてリーフレットを受審者に手交して同内容の十分な理解を図ること。
★航空機への着氷、シートベルト及びショルダーハーネス着用の励行並びにELTの適切な運用と措置に関し、特定操縦技能審査において重点的に審査するとともに、
審査終了後のブリーフィングの機会においてもリーフレットを受審者に手交して同内容の十分な理解を改めて確認すること。

 

操縦士に対し、着氷気象状態での飛行が認められていない航空機にとって着氷は極めて危険であることを理解し、着氷気象状態での飛行は絶対に避けなければならないことを周知すること

小型機の操縦士に対して、シートベルト及びショルダーハーネスの着用を励行するとともに同乗者にシートベルト等の着用を求めるよう指導すること


 ○小型航空機の使用者に対しELTの適正な取付・運用方法等に関する情報を提供すること

 


     [1]リーフレット(着氷)(PDF)   [2]リーフレット(シートベルト等)(PDF)  [3]リーフレット(ELT)(PDF)   [4]審査員あて依頼文書(PDF)
     ※ (1)リーフレット(着氷)は「A3版・製本印刷」での印刷をお勧めいたします。

 

 
(4)離陸重量等の出発前の確認の確実な実施並びに飛行規程の遵守及び非常事態への備えについて

 平成29年7月に、運輸安全委員会により、平成27年7月に東京都調布市で発生した小型航空機墜落事故に関する航空事故調査報告書の中で、
自家用小型機の運航の安全性の向上を図る必要があるとして、国土交通大臣(航空局)に対して下記のとおり勧告が行われたところです。
 加えて、平成29年9月に開催された第三回小型航空機等に係る安全推進委員会において、小型航空機の操縦士に対する確実な周知徹底及び
理解促進を図るため、勧告内容を踏まえたリーフレットを作成・配布し、特定操縦技能審査の機会をとらえ理解を確認することとなりました。
 これを踏まえ、航空局では、改めて安全啓発リーフレットを作成致しましたので、お知らせします。
 つきましては、操縦技能審査員におかれましては、以下についてご対応願います。

★事前調整の段階など可能な限り特定操縦技能審査を実施する前に、受審者に対し、リーフレットを入手するとともに内容を十分に理解しておくよう
依頼するとともに、審査終了後のブリーフィングの機会などにおいてリーフレットを受審者に手交して同内容の十分な理解を図ること。
★離陸重量等の出発前の確認の確実な実施並びに飛行規程の遵守及び非常事態への備えに関し、実技審査等において重点的に審査するとともに、
審査終了後のブリーフィングの機会においてもリーフレットを受審者に手交して同内容の十分な理解を改めて確認すること。

 

出発前の確認における最大離陸重量及び重心位置限界の遵守に加えて、飛行規程に規定された性能上の要件を満たしていることを確認すること

飛行規程に規定された速度及び手順を常に遵守するとともに、離陸時に加速不足又は速度の減少等の飛行性能の低下が発生した場合に備えて、飛行規程の非常操作手順に従うことを含め、常日頃から対処法を考えておき、出発前の準備時に操縦士自身がセルフブリーフィングを行ってこれらの対処方法を確認すること


     [1]リーフレット(PDF)           [2]審査員あて依頼文書(PDF)
     ※ リーフレットは「A3版・製本印刷」での印刷をお勧めいたします。


 

(5)有視界飛行方式による雲中飛行事故防止について

有視界飛行方式(VFR)にもかかわらず雲中飛行を行って事故となる事案が多発しています。そのため
★操縦者の皆様においてはVFRで飛行するための気象状態の評価を行う際に下記内容の徹底するとともにリーフレットをご覧ください。
★操縦技能審査員の皆様においては、審査の機会を利用しリーフレットを配布して頂くようお願いします。

(1)  最新気象情報に基づき、全経路で常に有視界気象状態の維持が可能であると判断した場合に限り、航空機を出発させること。
(2)  気象の変化が予想される場合には、出発前にあっては代替案を検討するとともに、飛行中にあっても継続的な気象情報の収集に努めること。
(3)  予期せぬ天候悪化の兆候が見られる場合、時機を失せず早期に飛行継続の可否を決定し、出発地に引き返すか、又は飛行経路上の適当な
   飛行場等に着陸すること。


     [1]リーフレット(PDF)           [2]審査員あて依頼文書(PDF)

 



お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部運航安全課 小型機安全担当
電話 :03-5253-8111(内線50-133、50-135、50-136)
直通 :03-5253-8737
ファックス :03-5253-1661

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