国土交通省では、関西国際空港へのアクセス改善による影響を把握するため、高速アクセスが実現した場合の関空利用者の増減についての感度分析を行った。
調査結果のポイントは以下の通りです。詳しくは、添付資料をご覧下さい。
(1)高速アクセス導入による関空旅客者数への影響分析
○アクセス所要時間の短縮に比べ、アクセス運賃の低減の方が関空利用者の増加に与える効果が高い。
○LCC路線拡大や将来人口・GDPを想定した場合の高速アクセス導入時の関空利用者増への効果は、LCC路線拡大の場合は約29%、将来人口・GDPを用いた場合は約22%の増加が見込まれる。
(2)高速アクセス導入による関空の役割への影響分析
○国際線については、高速アクセスの導入により、近距離路線に比べ、長距離路線(北米、ヨーロッパ、オセアニア)の旅客増加率が高く、大きな影響を与える。
○東海・中国地方のソウルトランジット利用者を中心に、約5千人~2万人が関空に転換し、高速アクセスの導入は拠点空港化に寄与する。
○関空へのLCC拠点化促進には、アクセス運賃の低減が効果的であると見込まれる。
添付資料
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調査概要