我が国政府は、本年(2025年)実施予定の国際民間航空機関(ICAO)理事会議長選挙において、国土交通省航空局次長(当時)の大沼 俊之氏を候補者として擁立することを昨年(2024年)1月16日に決定していたところ、本年3月27日にICAO事務局より立候補者の受付を開始する旨の通知が発出されたことから、3月28日に中野国土交通大臣からICAOのフアン・カルロス・サラサール事務局長宛の書簡にて、大沼氏を我が国からの候補者として届出し、受理されました。
(参考)昨年1月16日の報道発表資料
大沼氏は、1992年に国土交通省に入省して以来、航空交渉や脱炭素、航空管制等、航空の様々な分野について、日本国内及び国際的な場において政策調整を主導してきました。また、2001年から2年間のICAO法律局での勤務経験もあります。
同氏は、昨年12月10日にICAO日本政府代表部特命全権大使に発令され、現在はICAO本部が所在するカナダ・モントリオールにて、日本政府代表として活動しています。
こうした豊富な経験とリーダーシップは国際的にも高い評価を得ており、次期ICAO理事会議長として最適な候補と考えています。
本件選挙の投票は本年11月の第236会期ICAO理事会において行われる予定です。我が国としては、本件選挙における当選を目指し、引き続き各国からの支持を得るべく取り組んでまいります。