1.設立趣意
現在、我が国の空港では、生産年齢人口の減少に伴う労働力不足が顕在化しており、供給面での制約が懸念されている。航空局では、この課題に対応するため、最新技術の導入・開発等を目的として、官民一丸となって空港業務DXを推進する方針としている。
空港運用分野においては、除雪作業の労働力不足が懸念されており、省力化・自動化が求められていることから、航空局では、空港除雪作業の省力化・自動化に向けた取組を進め、そのうち省力化については、「空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験委員会」による取組において運転支援ガイダンスシステムの開発に一定の目処が立ち、運用に向けた検討フェーズに移行しつつある。今後は、空港除雪作業における省力化の推進を図ることと並行して、同作業の自動化に向けて取組む必要がある。
本委員会は、過年度まで実施していた「空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験委員会」における取組を継承し、空港除雪作業の省力化・自動化の実現を目的として設置するものである。