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広報用ビデオ（基礎編・活用編）の作成

　 国土情報整備室では、ＧＩＳの整備・普及の促進のため、広報用ビデオをこれまで作成しているところですが、このたび、新たにＧＩＳ初心者やＧＩＳの具体的な使途を知りたい方などを対象とした「基礎編」及び、ＧＩＳの基本的な知識のある方やＧＩＳの応用事例を知りたい方などを対象とした「活用編」を作成いたしました。
　ＧＩＳに関する普及・促進のためにご利用いただけるよう、貸し出しを致しますので、ご活用ください。

＜内容：基礎編＞

タイトル：地理情報システム（ＧＩＳ）　〜私たちの社会に浸透する身近なツール〜（約２２分）

　ＧＩＳとは何か、私たちの社会の中でどのように使われ、生活に役立っているかについて、ＧＩＳ自体の説明をするのに加えて、レポーターが実際に活用事例を体験することを通して、視聴者のＧＩＳに対する理解を深めるものとなっています。
構成（テーマ） 登　場　事　例 　内　　　容　
ＧＩＳとは何か 　 ＧＩＳについての、動画を用いた基本的な説明（国土空間データ基盤推進協議会　今井氏（平成16年3月当時））
手軽な位置情報提供サービス 歩行者ナビゲーションシステム 携帯電話を使い、リアルタイムな位置情報を提供し、歩行者を誘導・案内するシステムの紹介。携帯電話のような身近なものでもＧＩＳが使われていることを説明。
企業での戦略的な活用 エリアマーケティング 地図上に統計情報の他、顧客情報などを重ね合わせ、戦略的に販売促進計画等をたてられる、業務支援ツールとしてのＧＩＳの説明。（ＧＩＳの典型的な使い方の例）
自治体での住民サービス・住民支援 地図案内サービス「道知る兵衛」他（西宮市） 市内のあらゆる位置情報をインターネットで住民に提供するシステム。他に防災関連、高齢者支援に関するシステムも紹介。住民の生活をＧＩＳにより支援するツール。
観光での活用 「京都市観光文化情報システム」他（京都市） 京都の観光情報を施設の地図を含め、次々と細かくインターネット・携帯電話で提供するサービスを、利用者の声を交えて紹介。旅行者に便利なサービス。
住民参加型マップ 住民参加型Web-GIS（島根県中山間地域研究センター） インターネット上で皆が地図上に情報を書き込める、住民参加型ＧＩＳ。小中学校の総合学習、市民団体同士の情報交換、生活情報の発信などに活かされている。各々が地図上に情報を書き込め、情報共有ができる。
今後のＧＩＳの方向 　 ＧＩＳは今後、我々の身近な道具として発展していくことを説明　（国土空間データ基盤推進協議会　今井氏（平成16年3月当時））

＜内容：活用編＞

タイトル：時代を切り開け　〜ＧＩＳ躍進レポート〜（約２４分）

　地域でユニークなＧＩＳの使い方をしている事例に着目し、その経緯、評価などをシステム提供者や利用者にインタビューし、ＧＩＳが様々な地域の様々な分野で使われ、地域に役立っていることを紹介しています。
紹　介　事　例 実　施　主　体 　内　　　容　
街づくり情報システム 東京都世田谷区 都市計画、道路管理など１９の業務について、共通のシステム、基盤地図データを用い、住民への情報提供の充実、業務の効率化・迅速化等が図られている。
火災等情報提供システム 大阪府松原市 火災等発生地点から半径50m以内の登録者（高齢者、障害者）に対し、発生時刻、場所、種別を電話、FAX、電子メールで通知するシステム。登録者の不安を軽減。
デマンド型乗合タクシー　「おだかｅ−まちタクシー」 福島県小高町商工会 高齢者等への交通手段として、デマンド型乗合タクシーを運行。センターで利用者の乗降場所、車両の位置をGPS等で把握し、利用者に便利な配車を行っている。
祭りの山車運行位置情報システム「ねぷたがり屋」 弘前商工会議所 ねぷた祭りの山車の運行順、運行位置情報をリアルタイムでインターネット、携帯電話等に配信するシステム。観光客・関係者に大好評を得ている。
住民参加型Web-GIS（参加型マップシステム） 島根県中山間地域研究センター インターネットを利用し、住民参加型のＧＩＳを構築して地域の資源等の情報共有が図られている。鳥獣や森林情報なども共有化でき、迅速な情報更新がなされている。
アイランドシティ３次元ＧＩＳ 福岡市 アイランドシティの構想を３次元ＧＩＳを用い、任意の視点からみることができ、各主体間のイメージの共有が容易になる。個々の施設のサイズ等も自在に変更できる。


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国土交通省国土計画局2007