地方振興

「令和元年度雪処理の担い手の確保・育成のための克雪体制支援調査」に係る取組の募集について

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 豪雪地帯では、人口減少・高齢化により、雪処理の担い手が不足し、高齢者の除雪作業中の事故が多く発生しており、豪雪地帯の安全安心な暮らしの確保を図る必要があります。
 このため、国土交通省は、地域の実情に即した共助除排雪体制づくりに向けた取組をへの支援を実施するため、下記のとおり取組の公募を開始します。

<募集要領等>
 1.「募集要領」
 2.「応募様式」

 

募集する取組募集する取組(概要)

(1)取組の内容

[1] 共助除排雪体制づくりに向けた先導的な取組
 『共助組織の担い手不足に対応した広域的共助除排雪体制づくり』
  <一例>
   以下の取組で先導的なもの。
   ア)他の地域の除雪ボランティアを受け入れる体制づくり
   イ)他の地域からの民間企業の受入体制に係るマニュアルの整備
   ウ)他の地域の除雪ボランティアと要支援者のマッチングシステムの構築やコーディネーターの養成
   エ)大雪等の緊急時に対応できる広域的共助除排雪体制づくり
   オ)共助組織と社会福祉協議会、市町村、県等の広域的な組織とが連携するためのタイムラインの整備 など

[2] 除雪作業の安全対策に関する先導的な取組
 『共助による除排雪体制における安全対策の強化に向けた取組』
  <一例>
   以下の取組で先導的なもの。
   ア)共助組織と地域住民との連携による安全訓練等の実施
   イ)除雪作業中の事故(屋根・ハシゴからの転落、落雪、水路転落等)を低減する取組
   ウ)従来よりも効果的な注意喚起事業(地元マスコミやNPOとの連携等) など

[3] [1]、[2]以外で、地域の課題を解決するための先導的な取組
  <一例>
   以下の取組で先導的なもの。
   (地域内の共助による除排雪体制の構築)
   ア)地域コミュニティーによる除排雪体制づくり
   イ)企業・学生等との連携による除排雪体制づくり
   ウ)行政と地域が一体で取り組む除排雪体制づくり
   (除雪ボランティアを受け入れる体制の構築)
   エ)既存のボランティアセンター等を活用した除雪ボランティアセンターの設立
   (除雪作業の安全対策)
   オ)共助による除排雪体制で活用できる新技術の活用 など

※「先導的な取組」とは、当該取組を豪雪地帯の他の地域が参考とすることで、地域課題の解決に資するような先駆的・モデル的な取組を指します。

※募集する取組は、
  1)新たに始める「準備・開始段階(スタートアップ)」
  2)現在の取組のステップアップを目指した「成長段階(改良・改善)」 など様々な熟度の取組が対象です。
 その他にも、
  3)雪国の問題解決に役立つ新しい仕組み等を創出する「イノベーション創出」の取組も対象としています。



※昨年度採択された取組事例は、「安心安全な克雪体制づくり 取組事例集(H30取組事例)」をご参照ください。

(参考:平成29年度以前の取組事例)
 平成29年度「共助除雪・安全対策 取組事例集」
 平成28年度「“助け合い”除雪 取組事例集」
 平成27年度「安心安全な克雪体制づくり 取組事例集」
 平成26年度「住民除雪・除雪交流の取組事例」
 平成25年度「新たな地域除排雪の取組事例」
 

(2)その他

■応募主体:
 応募できる主体は、法人(NPO等)、その他の団体(社会福祉協議会、地域住民組織等)、地方公共団体とし、一団体につき提案は一件に限ります。
■取組の対象地域:
 提案に係る取組は、豪雪地帯対策特別措置法に基づき指定された豪雪地帯(特別豪雪地帯を優先)を対象とするものとします。ただし、対象地域外の団体との協働や対象地域外での取組との連携等を妨げるものではありません。

※詳細は、募集要領をご覧ください。

募集等日程

■募集期間          令和元年7月31日(水)~8月28日(水) 
■選考結果の通知      令和元年9月中旬を予定
■本調査による取組期間  選定後~令和2年3月上旬を予定

  • 本調査による取組は、応募のあった提案の中から、豪雪地帯対策に精通した専門家により構成される選考委員会において、先導性、実効性、継続性等を審査し、選考します。
  • 採択件数は、各提案の内容にもよりますが、概ね10件程度を予定しています。
  • 採択された取組に対しては調査費を支給します。 


 

お問い合わせ先

国土交通省国土政策局地方振興課松居、西川、山下
電話 :(03)5253-8111(内線29-562、29-563)
直通 :(03)5253-8404
ファックス :(03)5253-1588

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