取り組みの概要
由利本荘市は秋田県立大学と連携して、平成17年度合併後の市行政に適合した独自のGISを構築した。特に、運用上ネックとなりがちな、更新のしやすさに注目したシステムづくりがされており、全部署職員がこの共通システムで更新・閲覧などができる体制が構築されている。
当該団体のGIS利活用推進に関する基本情報
個別型 GIS |
統合型 GIS |
公開型 GIS |
担当部署の 設置 |
推進組織の 設置 |
庁内共用の 事例 |
庁外共用の 事例 |
その他 |
- | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
GISに関するこれまでの取り組み
GIS構築への取り組み
平成13年度に秋田県立大学よりGISの取組みについて紹介を受け、旧本荘市と共同研究がスタートした。平成15年度には合併を見据えたGIS導入に向け、関係7町の担当者への説明を行った。
平成17年3月22日に由利本荘市が誕生し、平成17年度からシステム構築に着手、平成20年度からシステム運用を開始した。平成25年度でシステム運用6年目を迎える。
GISの構成
その他
平成22年度から、国土地理院が作成した背景地図(1/25,000)に由利本荘市で保有している生活に役立つ様々なデータを重ね合わせて利用できるシステムを導入し、由利本荘市「Web-GISくらしのマップ」として市ホームページにて公表している。
【由利本荘市】Web-GISトップページ
http://www.city.yurihonjo.akita.jp/webgis/
地方公共団体情報
団体名 | 秋田県由利本荘市 |
団体連絡先 |
住所:秋田県由利本荘市尾崎17番地 |
団体URL | http://www.city.yurihonjo.akita.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html |
団体種別 | 市区町村 |
人口 | 85,229人(平成22年国勢調査) |
担当部署 | 企画調整部総合政策課 |
窓口連絡先 | 0184-24-6366 |
当該団体の個別事例詳細
- サーバーやシステム運用、ヘルプデスクなどに係る保守経費について、一般的にはシステム開発費の1割程度であるが、システムの共同開発により開発費の5%以内に抑えられる。
- 職員による利活用の幅を広げるため、利便性の向上が求められている。毎年実施している職員向けアンケートからニーズを集約し、利便性向上に向けた対応を検討している。
- データの更新は、統合型GISの運用に際して大きなネックとなる場合あり、整備後数年が経過するとデータが更新されず、利用できなくなる場合がある。
- 由利本荘市では、地元の秋田県立大学との連携のもとに、データ更新をしやすい工夫を盛り込んで、統合型GISを整備した。
大学との連携による統合型時空間GISの導入・運用(秋田県由利本荘市)
担当部署:企画調整部総合政策課
取り組みの背景
秋田県由利本荘市では、平成17年(2005年)の市町村合併を機会として、「全庁統合型時空間GIS」を構築した。
取り組みの内容
秋田県由利本荘市では、秋田県立大学の浅野耕一准教授を地理情報システム技術アドバイザーとして、同市の1,200人の全職員(導入時)が共用時空間基盤データを随時更新できるシステムを構築した。
同市では、秋田県立大学との連携のもとに、低コストでデータの更新を行うための各種の工夫がなされている。例えば、家屋データは、建築確認申請を受け付ける都市計画課で入力・更新がなされ、税務、消防などの他課は更新されたデータを利用することができる。