取り組みの概要
鈴鹿市情報化基本計画による行政情報化への取組みのなかで、一人に一台パソコン体制が整い、平成14年から統合型GIS(庁内用WebGIS)を導入。行政情報ネットワーク(庁内LAN)を利用し、職員全員が地図の閲覧と登録が可能になった。各個別GISについても統合型への情報登録により、同一の空間データ上での情報共有を進めている。
当該団体のGIS利活用推進に関する基本情報
個別型 GIS |
統合型 GIS |
公開型 GIS |
担当部署の 設置 |
推進組織の 設置 |
庁内共用の 事例 |
庁外共用の 事例 |
その他 |
○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
GISに関するこれまでの取り組み
GIS構築への取り組み
- 平成14年に、統合型GIS(庁内用WebGIS)を導入。
行政情報ネットワーク(庁内LAN)を使って、市職員全員が地図の閲覧と登録が可能。
GISの構成
- 統合型GIS(庁内用WebGIS)
各課で作成した情報(レイヤ)を収集し、全庁型のGISとして成り立っている。ただし、他で見られると都合の悪い情報については、原課だけにアクセス権を付けている。
上下水道以外の全てのデータを集約、基本的には個別型GISの導入を推奨していない。 - 個別型GIS
上下水道 - 公開型GIS
庁内で作成したデータについて、公開が可能なものについてはWebで公開している。
その他
【鈴鹿市地理情報システム】
URL: http://www1.genavis-map.ne.jp/aigssuzuka/Main.aspx
【鈴鹿市行政情報化基本計画(平成17年3月)】
URL: http://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/plan/keikaku/kakusyu/data/jyouhou/kihon.pdf
地方公共団体情報
団体名 | 三重県鈴鹿市 |
団体連絡先 |
住所:三重県鈴鹿市神戸一丁目18番18号 |
団体URL | http://www.city.suzuka.lg.jp/ |
団体種別 | 市区町村 |
人口 | 199,293人(平成22年国勢調査) |
担当部署 | 市政情報課 |
窓口連絡先 | 059-382-9003 |
当該団体の個別事例詳細
- 行政情報化の取組のなかで、平成14年に一人1台パソコン体制が整い、全ての職員が各端末から情報の発信・受信・共有ができるようになった。統合型GISについても平成14年から庁内用WebGISとして情報共有を目的に導入された。
- 既存の業務専用GISは庁内用WebGISへ統合を図り、各所属からの地図への情報登録によって、同一の空間データ上での情報共有を進めている。
- 一部の高度な能力をもった職員に依存することのないよう、データ入力等は職員で行い、データ加工や高度なデータ分析、編集等が必要な利用については、外部委託を行う等、継続したGISの利活用ができるよう市政情報課から指導している。
- 職員のGIS利用スキルが損なわれないよう、GIS導入時からインターフェイスの変更を行っていない。
- 個人情報等を含むデータ(地番図等)については、データを作成した部署に対し、利用する部署が個人情報の目的外利用申請を行うことにより共用している(使用する端末で指紋認証をすることによりアクセス制限をしている)。
- 住宅地図購入等への重複投資の減少。
- 各部署間での情報共有の円滑化。
- GISの利用スキルが損なわれないよう、GIS導入時から同じインターフェースのGISを利用してきたが、サーバOS等の利用環境やGIS機能のバージョンアップに伴い、今後システムの更新を行い、インターフェイスの変更を行う必要がある。
- データの一元管理と共用化の推進
統合型GIS導入時、地形図、地番図等の基盤データの統合型GISへの取込みを最優先させ、各部署の個別GISについて統合型GISへの乗り換えを自ら希望する状況をつくることにより、統合型GISへの移行を促した上でのデータの一元管理、データの共用を推進している。 - データの更新等
データの更新要求は、原課から市政情報課に上がってくることになっており、簡単なものは市政情報課で処理、大量なものについては外部委託というかたちをとっている。 - 予算要求
システム関連の予算は市政情報課で管理し、データ更新についても原課から上がってきた要求に対して市政情報課の意見を付してから財政担当へ回ることになっている。 - アクセス権限の管理
個人情報を含むデータ等について、担当課の承認を得た上でのアクセス制限の管理も行っている。 - 一元管理することにより各部署での重複レイヤ作成を防ぐことができ、各部署間でのデータの相互利用も円滑に行える。
- 住宅地図や航空写真等の更新費用が大きいものについて、更新頻度や代替案等を検討する。
- 災害予防・計画分野での活用
作成したハザードマップや津波の浸水想定等をWebGISで公開をしている。 - 災害応急対策分野での活用
台風等により災害発生が予測される際には、被害状況等を職員の誰でも書き込めるレイヤを作成し、随時被害状況を更新できるようにしている。 - 高齢者支援問題での活用
高齢者の統計情報から分布図作成や公共交通機関(バス)の停留所からバッファを作成し、交通不便地域の抽出等を行っている。 - 防災等への活用として、要援護者情報の地図化、住民基本台帳データと他のデータの関連付け等が検討課題。
- 統合型GIS(庁内用WebGIS)の導入により、各分野の情報が閲覧可能な状況にあり、アクセス制限のない情報(レイヤ)に関して重ね合わせ等が容易にできる。
全庁的な統合型GISによる情報共有(三重県鈴鹿市)
担当部署:市政情報課
取り組みの背景
取り組みの内容
得られた効果
今後の展開
関連する事例詳細
担当部署による管理・運用(三重県鈴鹿市)
担当部署:市政情報課
取り組みの背景
市政情報課はGIS利活用を推進する担当部署として、システム導入の調整、データの一元管理を担っている。
取り組みの内容
得られた効果
今後の展開
関連する事例詳細
横断的(防災や福祉、高齢者支援等)分野での利活用(三重県鈴鹿市)
担当部署:市政情報課
取り組みの内容
統合型GIS上にある各課で作成したレイヤ(情報)を収集し、教育や防災等の安全安心、ゴミ収集、高齢者支援等への活用を行っている。