海岸保全施設の重点緊急点検結果に基づく重点緊急対策箇所ついて

	平成１７年９月２２日
＜問い合わせ先＞
農林水産省農村振興局防災課　課長補佐　馬場範雪	（03）3502-6361（直通）
農林水産省水産庁防災漁村課　課長補佐　内山裕三	(03）3591-2506（直通）
国土交通省河川局海岸室　　（とりまとめ担当）　課長補佐　中平善伸	(03) 5253-8471（直通）
国土交通省港湾局海岸・防災課　課長補佐　西村　拓	（03）5253-8688（直通）

　平成１６年１０月２０日、台風２３号の激しい高波により、高知県室戸市の菜生(なばえ)海岸において海岸堤防が約３０ｍにわたって倒壊しました。越波等により背後の家屋１３戸が被災し、３名の方がお亡くなりになるという惨事となりました。この人的被害、家屋被災の原因は、堤防を乗り越えた水塊が背後の家屋等を被災させるとともに、堤防の倒壊・流失により被害を拡大させたものでした。この堤防の被災形態は、これまでの海岸災害では見られないものでありました。
　このため、学識経験者等による菜生海岸災害の原因究明の検討内容を踏まえ、全国の堤防において菜生海岸と同様な危険性を有すると想定される海岸について、平成１６年１２月に「全国緊急点検」を行い、さらに施設の変状等に関する詳細点検として平成１７年５月に「重点緊急点検」を実施しました。
　このたび、重点緊急点検結果に基づき、全国で約３１ｋｍ、１３７箇所の堤防等の強化・補修を行う必要がある「重点緊急対策箇所」を抽出しましたので、お知らせします。

　　　　　・海岸保全施設の重点緊急対策箇所について

　　　　　・海岸保全施設の重点緊急対策箇所一覧

　　　　　（参考：菜生海岸災害調査検討委員会）
　　　　　 https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai/kondankai/nabae/right.html

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