みなとの施策の紹介

港湾整備の効果事例
廃棄物海面処分場の整備が都市環境の向上に貢献した事例

(2)大阪湾
広域廃棄物処分場の整備により、長期的安定的な廃棄物の適正な処理に寄与

 近畿圏においては、人工や産業が集中しているため、人々の日常生活や産業活動に伴って排出される廃棄物(ゴミ)の発生量が多くなっています。このため、自治体等では廃棄物の減量化や再利用等の努力をしていますが、なお最終的に埋立処分しなければならない焼却灰等が残ります。一方、内陸部においては密度の高い土地利用が進み、個々の自治体等が廃棄物の最終処分埋立処分場を確保することが極めて困難な状況にあります。
 そこで、これら内陸部から発生する廃棄物を海域において広域的に処分する海面埋立処分場を整備し、長期的安定的な廃棄物の適正な処理を図るとともに、これによって生み出された土地を港湾施設の用地等として有効に活用していく「大阪湾フェニックス計画」を策定しました。
 現在の廃棄物の受け入れ対象区域は、近畿2府4県の195市町村であり、平成2年から廃棄物の受け入れを開始し、平成21年度までの予定で廃棄物の埋立を実施しています。
 また、平成7年1月の阪神・淡路大震災に際しては、大量の災害廃棄物を受け入れ、災害復旧に貢献しました。

大阪湾


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