みなとの役割

製品の海外依存率地震や津波の生命・財産を守る。
みなとは暮らしのガードマン




地震編
kobe01平成7年1月に起こった阪神淡路・大震災では、道路や鉄道とともに、当時日本一、世界第6位 の国際コンテナ港であった神戸港にも多大な影響を及ぼし、我が国経済だけではなく、世界の物流にも深刻な影響を与えました。幸いにも耐震強化された岸壁だけは被害を免れたために、その岸壁を利用して救助活動を行うことができました。
-この経験を踏まえ、全国各地のみなとでは地震に強い耐震強化岸壁の整備を進めるとともに、緊急時に被災地に洩航し、救援活動を支援するための浮体式防災基地の配備を行うなどの災害に強いみなとづくりが進められています。もし地震による被害が出た場合には、これらを利用して、被災者や救援物資の運搬をすることができます。また、災害時には、みなとに確保されている広大なオープンスペースをヘリポートや仮設住宅地等の被災地の復旧・復興拠点として利用することもできます。

津波編
-台風や低気圧がたびたび訪れる気象条件の厳しい我が国では、海が荒れる場合が多々あります。また、地震の多発地帯である我が国では、地震による津波の被害も多く発生しています。1970年代には日本の裏側である南米チリ沖の地震で発生した津波が大平洋を超えて、我が国に大きな被害を及ぼした例もあります。こうした高潮や津波の被害から私たちの暮らしや生命を守っているのが防波堤です。防波堤は、船舶の安全な停泊や貨物の積みおろしのために港内を静かに保つとともに、台風や低気圧による高潮や地震による津波の被害を最小限にくい止めています。みなとは、私たちのくらしを災害から守っているのです。


menu

Copyright 2000-2002 kouwankyoku