シンポジウム「小名浜港の物流、将来像を考えるシンポジウム」
    〜東北の元気を支える小名浜港の将来の姿〜

    平成19年6月27日開催  東北地方整備局 港湾空港部


来賓挨拶する
岩城光英参議院議員
基調講演をする
稲村肇東北大学大学院教授
コーディネーターの
下平尾勲福島学院大学教授


○開会挨拶 東北地方整備局副局長 堀川 洋
○来賓挨拶 参議院議員 岩城 光英氏
○特別講演 国土交通省港湾局長 中尾 成邦氏
「今後の港湾政策について」
○基調講演 東北大学大学院情報科学研究科教授 稲村 肇氏
「臨海部の産業の国際競争力強化のための港湾政策について」
○パネルディスカッション
テーマ: 「東北の元気を支える小名浜港の将来の姿について」
    <コーディネーター>
福島学院大学教授 下平尾 勲氏
    < パ ネ リ ス ト >
東北大学大学院情報科学研究科教授 稲村 肇氏
いわき商工会議所副会頭 里見 潤氏
いわき商工会議所小名浜港高度化物流特別委員会委員長 齋藤 征雄氏
(小名浜海陸運送(株)代表取締役社長)
常磐共同火力(株)代表取締役社長 高坂 和夫氏
東北地方整備局副局長 堀川 洋


<シンポジウムの概要>

 6月27日(水)、福島県いわき市において、「小名浜港の物流、将来像を考えるシンポジウム」を開催(主催:東北地方整備局小名浜港湾事務所、共催:福島県いわき市)しました。

 小名浜港は近年、取扱貨物量の増加や大水深岸壁の不足により船の沖待ちが多く発生し、早急な改善が求められていることから、当シンポジウムは、今後の小名浜港の物流のあり方と、将来のあるべき姿について考えるために開催したものです。

 パネルディスカッションでは、コーディネーターの福島学院大学・下平尾勲教授より「日本とアジア諸国との貿 易額の伸びや船舶の大型化などの社会的変化に対し、長期的視点に立ち、小名浜港として今後どうしていくべきか」との問いかけに対し、パネリストの方々からは「小名浜港は自然条件が良く、交通体系も整備されていることから、自然、交通、産業、組織、人の5つを一体的に振興していく必要がある」「取扱貨物は石炭を中心に着実に伸びてきているが、施設整備が追い付いていない。大水深岸壁や荷役機械等の整備を推進すべき」「小名浜港は年間200万人を超える観光客が訪れ、観光の中核として賑わっている。この賑わいを街中へ誘導できないか。港、街、観光など、横の連携を考えるべき」などの意見が出されました。

 当日は小名浜港を利用する荷主、運送業者およびいわき市民など約230名もの参加があり、小名浜港の将来像についての講演やパネルディスカッションにメモを取るなど熱心に聞き入っていました。

 終了直後には吉野正芳衆議員議員が駆けつけ、パネリストの方々等へ慰労のお言葉をかけられました。




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