国際物流懇談会in山口
    〜中国地方国際物流戦略チーム緊急提言の実現に向けて〜

    平成19年9月7日開催  中国地方整備局 港湾空港部


意見交換会で発言する
林芳正参議院議員
意見交換会で発言する
福田良彦衆議院議員
意見交換会で発言する
二井関成山口県知事

第T部
○主催者挨拶 福田 督 中国経済連合会会長(中国地方国際物流戦略チーム本部長)
○開催県挨拶 二井関成 山口県知事(中国地方国際物流戦略チームメンバー)
○報 告 「中国地方国際物流戦略チーム緊急提言」
   藤田武彦 中国地方整備局副局長
「我が国産業の国際競争力を強化するための今後の港湾政策のあり方」
   中尾成邦 国土交通省港湾局長
「諸外国バルク港湾の動向について」
   河村義人 (株)トクヤマ 参与
第U部
○経済界との意見交換会
総合司会 : 福田 督 中国経済連合会会長
林 芳正 参議院議員
福田良彦 衆議院議員
二井関成 山口県知事
島津幸男 周南市長
中尾成邦 国土交通省港湾局長
甲村謙友 中国地方整備局長
藤田武彦 中国地方整備局副局長
石津 緒 中国運輸局長
参加企業 : 出光興産株式会社、宇部興産株式会社、山九株式会社、東ソー株式会社、株式会社トクヤマ、徳山海陸運送株式会社、三井化学株式会社   (計7社、50音順)
○閉会挨拶 甲村謙友 中国地方整備局長


<シンポジウムの概要>

 9月7日(金)山口市内において、中国経済連合会、中国地方整備局を始めとする中国地方の産官学の関係者から成る「中国地方国際物流戦略チーム」主催による「国際物流懇談会in山口」が開催されました。地元選出の国会議員、山口県の主要企業、行政関係者等、400名以上が参加し、同チームが6月に取りまとめた緊急提言の実現するための方策について議論されました。


 第T部では、藤田副局長からは戦略チームの緊急提言の説明が行われ、中尾局長、河村参与より、臨海部の現状、我が国の港湾整備のあり方や諸外国のバルク港湾の実情に関する報告が行われました。主な報告内容は以下の通りです。

(藤田副局長)
  ・ 中国地方国際物流戦略チームの緊急提言について説明。
(中尾局長)
  ・ 山口県の臨海部は面積的に小さいが、製造品出荷額、製造業従業者数は高い割合を占めており、近年、大規模設備投資等が多く見られる。
  ・ 地域産業を活性化するため、競争力のある臨海部産業エリアの形成する必要がある。
(河村参与)
  ・ 周南は「石炭」と「塩」から高い国際競争力製品を生産する国内屈指のコンビナート。
  ・ 近年、台湾・麦寮など周南を上回る規模、大水深岸壁を有する強力なライバルが続出。
  ・ 石炭等バルク貨物の輸送は、現在パナマックスが主流だが、今後ケープサイズが主流になる。船舶の大型化に対応した施設が必要



 第U部では、経済界との意見交換会として、港湾利用企業のトップと国会議員、行政機関幹部との間で、各企業の抱える国際物流面での課題や国際物流機能の強化策に関して意見交換が行われました。主な意見は以下の通りです。

  ・ スーパーバルクターミナルを徳山下松港で実現したい。
  ・ 公共バルクふ頭の長期一体貸付制度創設を是非実現してほしい。
  ・ 専用施設の浚渫についても、一定の公共性を満たせば、公的なスキームによる支援を検討してほしい。

  ・ 港湾施設の維持管理にも国が積極的に関与してほしい。
  ・ コンテナターミナルの機能強化を図ってほしい
  ・ 生産技術面は世界に負けていない、物流コストで不利にならない港湾整備を。
  ・ 内航フィーダー網の拡大に力を注ぐ。ネットワーク維持のためには適正な料金設定を。




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