自然体験活動指導者のための
「海辺の安全対策マニュアル(案)」の完成について

平成17年7月1日
<問い合わせ先>
港湾局環境整備計画室
  (内線46-684)
TEL:03-5253-8111(代表)



 一昔前には、海に山に川に、泳いだり、走り回ったりする子どもたちがいたものですが、経済の高度成長期を経て、今ではあまりそのような子どもたちを見かけないようになってきました。
 自然の中で遊び学び育った時代から、理論やバーチャルなことで遊び学ぶようになってきた今、自然の中で縦横無尽に遊べる子どもは数少なくなっています。自然の中に入ることすらできない子どもたちもいます。これは、子どもたちを導いていくお父さんやお母さん、学校の先生など、現代の大人にもいえることです。
 このようなことから、近年、海辺での自然体験活動や環境教育によって、かけがえのない自然や人と自然の関わり合いの大切さ、自然とふれあうことの楽しさを伝えていく取り組みが全国各地で行われています。
 しかし、海辺のフィールドにおける自然体験活動は豊かな自然の中、波浪、潮流、潮汐など、思いがけない危険が常に伴うものです。そこで、指導者が海辺で安全に活動する際の知識や技能の安全対策全般を網羅した「海辺の安全対策マニュアル」の検討を行いました。もちろん、指導者のみならず、国や地方自治体、学校、民間団体、企業、お父さんやお母さんにも読んでいただきたい内容となっています。
 なお、本マニュアルは試行版ですが、今後は、体裁等を整えて市販することも検討していく所存です。




表 マニュアル検討メンバー(海辺の自然学校懇談会)  

氏  名 所  属
 岡島成行  大妻女子大学 教授
 伊藤博信  千葉県館山市 助役
 海野義明  オーシャンファミリー海洋自然体験センター 代表
 木村 尚  海辺つくり研究会 理事・事務局長
 佐藤 初雄  NPO法人国際自然大学校 代表
 壇野清司  潜水団体Three−i(スリーアイ) 代表理事
 長谷川孝一  ama水辺の自然文化研究所 代表研究員
 早川 修  野田総合法律事務所 弁護士
 町頭 隆児  有限会社オフィステラ 代表
 三好利和  野外教育事務所ワンパク大学 代表
(敬称略・順不同)




自然体験活動指導者のための海辺の安全対策マニュアル(案)



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