水資源

水の里の旅コンテスト2022 学生部門【最優秀賞】/特別賞【観光庁観光資源課長賞】

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企画名:ヒトとトキを継ぐ水源地ツアー ~知恵を偲ばせる「奥出雲流暮らし」体験~
観光地域:島根県(奥出雲町・雲南市)
日程:2泊3日(実施時期:秋)
 
斐伊川の源流をなす清流や、豊かで多様な自然環境と景観、産業、歴史、文化に彩られた『承継の里』で、先人の知恵と工夫と苦労に思いを馳せながら”暮らす旅”を体感できます。
 

行程表

1日目

【11:00】出雲横田駅集合・ボランティアガイド合流
        (船通山:バス車窓から)
【11:15】出雲坂根駅延命水
【11:45】奥出雲おろちループ・道の駅おろちループ(昼食)
【13:27】三井野原駅:出雲おろち号乗車でスイッチバック体験
【14:30】出雲横田駅
【15:00】奥出雲たたらと刀剣館と玉鋼作り体験
【17:30】農泊施設(地域の方々との餅つき・地域の話や方言を相互に習う・星空観賞・花火など原則自由行動)

2日目

【 9:00】農泊施設発
【 9:30】羽内谷鉄穴流し本場
【10:45】奥出雲町立鳥上小学校鉄穴流し現場・福頼棚田展望台
【12:15】農家蕎麦作り体験・昼食
       豆腐づくり/湯葉すくい体験/スムージー等
【17:30】農泊施設(地元神楽団によるヤマタノオロチ神楽観賞など原則自由行動)

3日目

【 9:30】 農泊施設発
【10:00】尾原ダム(解説と内部見学)
           仁多米食堂にて弁当をテイクアウト
【13:00】さくらおろち湖周辺のアクティビティ(サイクリング等)
【15:30】出雲三成駅で解散
 

審査員の講評

学生部門【最優秀賞】

 地域を良く調べて、ひとつのストーリーにまとめ上げているとても良くできたプランです。特に、地域が持つ雰囲気や、地域の方々の思いに寄り添って企画されている点が素晴らしいと思います。
 地域の観光資源をしっかりと押さえつつも、観光スポットを単に巡るだけではなく当該地域が水とともに歩んできた歴史を踏まえたストーリー性が感じられる行程になっているところが魅力的です。また、随所でガイドからの説明を受けたり、地元関係者と触れ合えたりする機会が設けられており、参加者にもテーマ性が伝わりやすいように工夫されているように感じました。
 催行の予定がないと書かれていますが、大学で仲間や参加者を募集してぜひ実施していただきたい。実際にツアーをやることで見えてくるものがあると思います。

特別賞【観光庁観光資源課長賞】

 奥出雲の斐伊川水系におけるヤマタノオロチ伝説、たたら製鉄の歴史など、日本人でもなかなか深く知る機会がないような地域の自然、歴史、文化のトピックを広く取り上げ、関係性を繋げて企画しているところが素晴らしいと思います。地域ならではの生活や地元の方との交流を身近に感じられる農泊も取り入れるなど工夫を凝らしたプランです。
 外国人留学生と日本人大学生を組み合わせたターゲット設定は、日本人学生との交流機会のほか、日本人学生に対して自国の文化の再発見を促すことも期待でき、ひいてはインバウンドの誘致にも繋がる観点で評価できます。
 

受賞者情報

団体名:比治山大学 現代文化学部 マスコミュニケーション学科 観光振興ゼミ3年
電話:082-229-8871(学校)

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